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初心者でも問題なし!ワインの上手な選び方、愉しみ方

2019年06月11日 公開

友田晶子(トータル飲料コンサルタント/シニアソムリエ)

産地、品種、銘柄……気になるポイントは?

ワインが世界共通の教養だといっても、具体的にどのように学び愉しめばよいか、ハードルが高く感じる人も多いだろう。そこで、そんなワインビギナーに向けて、シニアソムリエであり、自身も筋金入りのワイン愛好家である友田晶子氏に、ワインの面白さと産地の特徴、お勧めの銘柄などを教えていただいた。(取材・構成=内埜さくら)

 

異国文化に触れられる奥深いワインの世界

ワインの1番の魅力は、「異国文化に触れられること」だと思います。近年は日本産のワインも良いものがたくさんあるとはいえ、元々はヨーロッパ発祥のものですから、世界史と共にワインを知ると面白いものです。

例えば、「ワイン発祥の地はメソポタミアである」「フランスの英雄、ナポレオン・ボナパルトはシャンベルタンというフランス・ブルゴーニュで造られるワインが大のお気に入りで、戦いの前には彼が率いる将軍らとともに必勝を期して飲んだらしい」など。勉強するほどに、奥深さにハマっていく人が多いのです。

気候と風土がダイレクトに反映されるのも、ワインの醍醐味。原料であるブドウは温暖な気候と適度な雨量によって育つ農作物のため、ブドウの良し悪しでほぼワインの出来が決まります。

日照量が少ない寒い地域で育ったブドウは甘くならず、「味が軽い」「さっぱりした」「アルコール度数が低い」ワインになる傾向があります。

逆に日照量の多い暖かい地域で育ったブドウは甘く、皮も厚くなるため、「色が濃い」「甘い」「アルコール度数が高い」ワインになります。

 

フランスがワインの代表的産地になった理由

この傾向をワインの産地に当てはめると、フランスが地理的に寒さと暖かさのちょうどいいバランスに位置しているのです。

これが、「フランスワインが世界の指標」となっている理由です。ワインは「果実味」と「酸味」と「渋み」の三角形の大小でグレードが決まります。フランス産は、美しく大きな三角形を描くワインを数多く造り続けてきているのです。

長年、フランスはワインの名産地として知られていますが、近年の地球温暖化問題は、ワインの味にも影響を与えています。味わいのエレガントさを決めるのは「酸味」ですが、今まで上質なワインを造ることができると言われてきた地域のブドウに、「酸味」が少しずつ足りなくなってきているのです。

一方で、今までワインを造ることができなかったイギリスや北欧、アラスカまでもブドウを生産するようになりました。今後の気温上昇により、ワイン造りに適した国・地域は変わっていくかもしれません。

 

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著者紹介

友田晶子(ともだ・あきこ)

トータル飲料コンサルタント/シニアソムリエ

福井県生まれ。トータル飲料コンサルタント、ソムリエであり日本酒・焼酎きき酒師。アルコール飲料と食全般に携わる。キャリア30年の経験と女性らしい感性で愛好家・プロ向けに的確な情報を提供。日本料飲サービス向上研究会会長。藝術学舎・非常勤講師。著書多数。(一社)日本のSAKEとWINEを愛する女性の会(通称:SAKE女の会)代表理事。All Aboutのお酒全般のガイドも務める。

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