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マネックス松本大「令和時代のお金の哲学」

2019年06月13日 公開

松本大(マネックスグループ代表執行役社長)

100万円よりも100万人のフォロワー

 お金が「信頼」「価値」「想い」の3要素で成り立っていることは、いつの時代も変わらない。

 ただし松本氏は、「時代によって、そのグラデーションやバランスには変化が生じる」と話す。

「お金は社会的信用を示す側面が強かったのですが、今ではお金だけが信頼を得る手段ではなくなっています。

 例えば、東京在住の人が、福岡に旅行に出かけたとします。『これからおいしいものをたくさん食べたい』と思っても、もしどこかで財布を落としたら、この時点でアウトでした。

 でも今は、もしこの人がSNSをやっていて、フォロワー数が多かったとしたら、状況は変わってきます。

 『福岡に来たけど、財布を落としてしまいました。どこかで食べさせてくれるところはありませんか』と呟けば、『今日の夕飯をおごるから、19時に○○のお店においでよ』と返してくれる人が現れるかもしれません。

 SNSで信頼関係を築くことが可能になり、100万円のお金を持つ人よりも、100万人のフォロワーがいる人のほうが、力を持ち得る時代なのです。『信頼』を示すのは、お金の専売特許ではなくなってきました」

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「悪人には使えないお金」が実現する⁉ >



著者紹介

松本 大(まつもと・おおき)

マネックスグループ㈱代表執行役社長

1963年、埼玉県生まれ。87年、東京大学法学部卒業後、ソロモン・ブラザーズを経て、ゴールドマン・サックスに勤務。94年、30歳で同社最年少ゼネラル・パートナーに就任。99年、ソニー〔株〕との共同出資でマネックス証券〔株〕を設立。2015年11月より現職。現在、事業持株会社であり、個人向けを中心とするオンライン証券子会社を日本・米国・香港に有するグローバルなオンライン金融グループであるマネックスグループ〔株〕およびマネックス証券〔株〕両社のCEOを務める。

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