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全社員を在宅にしてしまった社長が語る「在宅勤務・成功のコツ」

2019年07月17日 公開

中山史貴(一般社団法人シェア・ブレイン・ビジネス・スクール代表理事)

オフィスでの仕事は「割り込み」との戦いだ

大切な仕事に集中しようと思った瞬間に、取引先からの急な電話で対応を求められる……。こうした「割り込み業務」に悩んでいる人は、非常に多いかもしれない。

「仕事を中断させられるくらいなら、集中が必要な時には自宅でやったほうが、効率が良いのではないだろうか。」

そんな考え方は、以前であれば御法度だったかもしれない。しかし、最近では働き方改革の流れもあり、在宅勤務という働き方も認められつつあり、現実的なものとなっているのも事実だ。

そんななか、社員すべてを在宅勤務にしてしまったのが、一般社団法人シェア・ブレイン・ビジネス・スクールだ。約100名のスタッフ全員が在宅勤務であるという。代表理事の中山史貴氏に、家で仕事をすることの価値と、在宅勤務のコツをうかがった。

 

集中状態に入るためには23分もかかる!?

「山田く〜ん、M商事の提案書だけど、この箇所、午前中のうちに直しておいてくれない?」

今日は午前中のうちにレポート作成を終わらせてクライアントに提出しよう、と気合いを入れて机に向かったにも関わらず、出だしからこうした割り込み業務で仕事を中断させられてしまうようなことは多いものです。

やっと対応を終えて仕事に取りかかろうとすると、取引先からの電話……。そして、今度は突然、会議に参加するように求められ、その準備や事後処理をしていたら17時を過ぎていた、という話は決して珍しいことではありません。

やれやれ、皆が帰った後に、レポート作成に着手できるかと思い、やっと机に向かったところ、同僚から「今晩、飲みに行かないか?!」と誘いがあった日には、結局、その日は何も進めることができなかったという不完全燃焼感いっぱいの日にもなりかねません。

何を隠そう、まさにこれは前職で著者が新入社員時代に経験していたことそのものでした。

人が集中して仕事に取り組める状態に入るためには23分かかると言われています。一方、現実には11分に1回は割り込みが入るとの報告もあります。

つまり、オフィスではそもそも集中して仕事をすることが難しいのです。

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割り込み業務に翻弄されないために >



著者紹介

中山史貴(なかやま・ふみき)

一般社団法人シェア・ブレイン・ビジネス・スクール代表理事

本名 中山匡
栃木県生まれ。東京大学大学院工学系研究科システム量子工学専攻修士課程修了。
経営コンサルティング会社に入社後、31歳で独立。「広がる事業には、美しい方程式が秘められている」という理念のもと、ビジネスモデルのロードマップを描けるコンサルタント養成にも力を入れ「ビジネスモデル・デザイナー認定講座」をスタート。
また、2009年より、一般社団法人一般社団法人シェア・ブレイン・ビジネスを設立。結婚・出産をきっかけに、フルタイム勤務を断念した女性を在宅勤務スタイルで起業家とつなぐ「在宅秘書サービス」や「シェア秘書サービス」を立ち上げる。現在、150社以上に導入。1,500名以上の秘書が登録。

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