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一流クリエイターが大ヒットを生み出し続ける「ストレスゼロの時間術」とは⁉

2020年01月02日 公開

水野学(good design company 代表取締役)

仕事が速い人は「段取り」を重視する

1日の時間ボックスの中に、それぞれの仕事の時間を分けて当て込んでいく。このとき、一つの仕事に対して、30~50%程度のバッファを設けておく。バッファの時間が余るようであれば、次の日の仕事をやっておくと、次の日以降に余裕が生まれる。時間があるときにこの時間ボックスを1週間分、1カ月分と作っておく。実際の作業時間とボックスに差が出たり、急な仕事が入ったりした場合はその都度、修正を。面倒に感じるかもしれないが、これを作成したほうが仕事のスピードは速くなる。(水野氏)

取材・構成 長谷川 敦

 

複数の仕事を淡々とストレスなく進めるコツ

私はデザインの世界で、クリエイティブディレクターとして、同時に何十件ものプロジェクトを並行させながら日々仕事を進めています。しかし、仕事でストレスを感じることはまったくありません。それは、きちんと段取りをしたうえで仕事に取り組んでいるから。

では段取りとは何か。それは仕事をできる限り「ルーティン化」することです。

私たちはルーティン化できている物事については、効率良く進めていくことができます。例えば、お風呂で身体を洗うときがそうです。

まず頭を洗って次に顔を洗い、さらに上半身、下半身を洗っていくというように、誰もが無意識のうちに自分なりの順番を決めていて、毎回それを守っていると思います。

また私は毎日着るシャツは、白色のシャツと決めています。これも私にとってはルーティンの一つです。

もしこれがルーティン化できていなければ、「今日はどこから洗おうか」「今日は何を着ようか」と悩むことになり、ムダに時間がかかってしまいます。

仕事も同じです。自分の仕事をルーティン化して、それに沿ってやるべきことを淡々とこなしていけば、仕事はどんどん進んでいきます。

こんな話をすると、「自分の仕事は案件ごとにやるべきことが違うから、ルーティン化なんてとてもできない」と思う人もいるかもしれません。でもそんなことはありません。「デザイン」という最もルーティン化するのが難しそうな世界で働いている私がそう断言するのですから、間違いありません。

 

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著者紹介

水野学(みずの・まなぶ)

good design company 代表取締役

1972年、東京生まれ。98年、多摩美術大学グラフィックデザイン科卒業後、98年にgood design company設立。ゼロからのブランド作りをはじめ、ロゴ制作、商品企画、パッケージデザイン、インテリアデザイン、コンサルティングまでをトータルに手がける。主な仕事に、NTTドコモ「iD」、相鉄「ブランドアッププロジェクト」、熊本県キャラクター「くまモン」、「中川政七商店」がある。著書に『いちばん大切なのに誰も教えてくれない段取りの教科書』(ダイヤモンド社)など。

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発売日:2020年01月10日
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