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自分の「泣きのツボ」を知り、1週間に1回、涙を流そう

2020年02月18日 公開

吉田英史(感涙療法士)

 

「泣き言セラピー」でチームの関係改善も

 現在、私たちは、サッポロビールやベネッセコーポレーションなどの大手企業を含め、年間80社を超える企業で涙活セミナーを開催しています。

 ビジネスパーソンの間で「涙活」が注目を集めたきっかけの一つに、国が導入した「ストレスチェック制度」があります。2015年12月以降、50人以上の労働者がいる事業所では、毎年1回、ストレスチェックをすることが義務化されました。

 高ストレスと判断されると、希望すれば医師の面接指導を受けられますが、それ以外の従業員のことも考えた企業が、予防の意味も込めて、涙活セミナーを採用しているようです。

 企業で行なうセミナーで好評なのが、「泣き言セラピー」です。涙の形に切った紙にストレスを書くという単純なワークですが、書くことで頭の中が整理され、自分のストレス状況を知ることにつながります。

 また、匿名で書いてもらい、それを皆の前で私が代読することで、「自分の思いを皆に知ってもらえてスッキリした」「上司にも悩みがあることがわかって、接し方が変わった」という変化が生じて、チームや個人のパフォーマンスが上がったという報告もいただいています。

 また、学校だけでなく、職場でも「いじめ」が問題になっていますが、いじめる側といじめられる側が同じ空間で涙を流すことで、問題が解消されたという事例もあります。

 涙を流すことは、組織にも良い影響をおよぼすのです。

 

《取材・構成:池口洋司》
《『THE21』2020年2月号より》

著者紹介

吉田英史(よしだ・ひでふみ)

感涙療法士

神奈川県鎌倉市出身。早稲田大学で心理学と教育学を学び、同大学院で人材マネジメントを研究。高齢者福祉施設勤務、学校勤務を経て、現職。2014年、認定資格「感涙療法士」を、医師、脳生理学者で東邦大学医学部名誉教授の有田秀穂氏と創設。感涙療法士として、学校(生徒・先生・PTA向け)、病院(患者・医師や看護師などの医療関係者向け)、企業、自治体において、涙活ワークショップや講演会を実施している。元高校教師・スクールカウンセラー。通称、なみだ先生。

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