松下幸之助が創刊した雑誌が、いま、職場で読まれている理由

『PHP』は、心あたたまるエピソードや感動エッセイが詰まった雑誌。社員の人格形成や職場活性化にも役立つと、現在、全国1,000社以上の職場で愛読されています。
2020年03月02日 公開
ツイッターで「なぜ、仕事で精神的に追い込まれても人は逃げられないのか」をテーマにしたマンガが、総リツイート数30万を超え、働く人の大きな共感を得た。
その作者である汐街コナ氏に、自身の壮絶な経験をもとに、無理して仕事を続けることの危険性と、他人に振り回されないための方法をうかがった。
それは、本当に突然訪れました。まるで、仕事で嫌なことがあったときに、気分を上げようと帰りのコンビニで、スイーツに手を伸ばすような感覚。
「明日会社に行かなくてもいい」。ただ、その喜びを得るためだけに、終電がホームに入ってくるタイミングで、一歩足を踏み出しかけたのです。
皆さんも、過労死をされてしまった方々のニュースを観て、「なぜ、死ぬくらいだったら、早く会社を辞めなかったんだ」と思ったことはありませんか。しかし、私の実体験からすれば、そう簡単な話ではありません。
判断力があるうちは、まだ、「休む」「辞める」という選択肢が思い浮かびます。しかし、心身の疲労が知らずしらずのうちに溜まると、視野が次第に狭くなり、自覚もないままに、発作的に「死」につながる行動を取ってしまう。そんなことが実際に起こり得るのです。
当時、私は新卒で入社した会社で、デザイナーとして働いていました。ほぼ毎日、終電まで仕事。自分の仕事が早めに終わり、帰ろうとすると、上司から「まだ仕事をしている先輩に、手伝えることを聞くように」と
注意を受けました。
当然、聞くと新しい仕事を頼まれます。自宅が遠かったので、タクシーで帰ると会社の経費が高くなるという理由で、なんとか終電には帰らせてもらっているという状態でした。
睡眠時間は多くても5時間。たいてい3、4時間しか寝ることができず、常時寝不足が続いていました。ある日、クライアントから、原稿を送るから明日の朝までに仕事を完成してほしいと要望が来て、会社で待機をしていました。しかし、原稿が送られてきたのは、なんと午前3時。
しかも「朝9時まで6時間もあるからできるでしょ」と電話口で言われたこともありました。そのような仕事の仕方を続けていたあるとき、心が限界に達し、冒頭のように発作的に「死」を考えてしまったのです。
『PHP』は、心あたたまるエピソードや感動エッセイが詰まった雑誌。社員の人格形成や職場活性化にも役立つと、現在、全国1,000社以上の職場で愛読されています。
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あまたいる戦国武将のなかから、各都道府県で一人ずつを選び、短編小説に。くじ引きの結果、第17回は滋賀県! 執筆は、いま最も勢いのある若手歴史小説家・今村翔吾先生です。
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