未納、破産、死亡時も...何があっても“家賃の立て替え”可能な保証サービスとは

不動産オーナーにとって最大のリスクは家賃が入ってこないこと。そんなリスクを軽減してくれるのが、「家賃保証」というサービスだ。家賃保証ビジネスを展開するフォーシーズ㈱の丸山輝社長が、保証会社の役割について語る。
PHPオンライン衆知 » THE21 » スキルアップ » どんな会社でも「伸ばす社長」と「潰す社長」を分ける意外な差
2020年10月23日 公開
「世の中には、本当にやるべき仕事に集中できていない社長が多い」と語るのは、経営コンサルタントの小宮一慶氏。小宮氏は、いくら頑張っていても結果につながらない「残念な社長」にならないためには、「社長にしかできない仕事」に集中し、正しい頑張りをすることこそが重要だと言う。
そこで今回は、そんな小宮氏の著書『できる社長は、「これ」しかやらない』の中から、「社長がやるべき3つの仕事」について語っていただいた。
※本稿は、小宮一慶著『できる社長は、「これ」しかやらない』(PHP研究所)の一部を再編集したものです。
経営者が「絶対にやらなければいけない仕事」とは、具体的には、次の3つに絞り込むことができます。
(1)方向づけ
(2)資源の最適配分
(3)人を動かす
(1)の「方向づけ」とは、「何をやるか、やらないか」を決断して方向性を示すこと。
(2)の「資源の最適配分」とは、ヒト・モノ・カネといった会社の有する資源を、適正に配分して成果を上げられるようにすること。
(3)の「人を動かす」とは、資源のなかでも最も重要な、人材の活かし方です。
社長が何を言い、何をすれば、社員が生き生きと働き、パフォーマンスを上げていけるか。それを考え、実行する。この3つが、経営の最も本質的な要素です。この3つに関して、「正しい努力」を積み重ねていくのが社長の仕事なのです。
もちろん、中小企業の場合、社長はこれらの仕事だけをやっているわけにはいきません。しかし、部下が経営の仕事をやってくれるわけでもありません。社長が自ら経営の本質に関わる仕事をすることが、会社を発展させるためには、ぜひとも必要なのです。
なかでも、方向づけ、「何をやるか、やらないか」を決めることこそ、社長がやらなければいけない仕事の第一です。社長の仕事の8割は、この「方向づけ」だと言えます。
方向づけとは、言い換えれば「戦略」です。現在のように経済環境が激変し、先が読みにくい時代には、どういう戦略で独自性を出していくかということが、経営を大きく左右します。
外部環境の変化や、同業他社と比べての自社の強みなどを認識したうえで、他社と差別化を図り、業績を上げるために、「何をやるか」「何をやめるか」の判断をする。これは社長でなければできないことです。
方向づけを間違ってしまうと、企業はどうなるか。資源も問題なく配分され、人も前向きに動く態勢が整っているなかで、間違った方向に向かってみんなが頑張ったら、崖っぷちに早く到達するだけです。
うまくいかない会社というのは、たいてい方向づけの間違いが原因です。危機に瀕している会社も、社員はみんな、目の前の仕事に頑張っているのです。しかし、方向づけに関して何度かあったはずの修正ポイントで、社長が正しい進行方向へと舵を切り直せないから、沈没してしまうわけです。
適切に方向づけをしていくために必要なのは、「知恵」です。方向づけをする際、まず判断の根幹となるのは、会社の存在意義(ミッション)や将来構想(ビジョン)、行動規範(ウェイ)などの理念に合っているか、ということです。
そこに、外部環境や内部環境の分析結果を加味して、具体的な戦略を構築していくわけですが、それには適切な判断材料が必要です。幅広く正確な知識や情報を収集していれば、それだけ判断の精度が高くなりますが、それは普段からの習慣や思考パターンがものを言います。
さらに言えば、ものの考え方の基軸となる思想、哲学を持っていれば、決断にブレが生じにくくなり、正しい判断を速やかにできるようになります。例えば、ファーストリテイリングの代表取締役会長・社長の柳井正さんは、経営判断に当たってはドラッカーの教えに基づいて考える、と公言しています。
ドラッカーの考え方を経営の基軸としている経営者は多いですが、ベースにしっかりとした考え方を持つことで、方向づけの正確性を増すことができます。
優秀な経営者は、勉強熱心です。自分の経営判断のバックボーンが充実すればするほど、方向づけの間違いがなくなることをよく分かっているからだと思います。だから、どんなに忙しくても、経営に必要な知恵を身につける姿勢をおろそかにしないのです。
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