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吉田尚記アナの大活躍が証明した「“部下なし管理職”が今いちばん強い理由」

2020年11月09日 公開
2023年02月15日 更新

吉田尚記(ニッポン放送アナウンサー)

 

アウェーな現場ほど頑張れる理由とは?

仕事量は多いが、「時間を節約して効率良くこなそう」とは考えないと話す。ただし、一つひとつの仕事に対する吉田氏の集中力は凄まじく高い。

「僕が大事にしているのは、『没頭力』です。心理学用語で言う『フロー』に入れば、何をやっても楽しいし、没頭できる。

心理学者のマーティン・セリグマンは、幸せの3大要素として『快楽』『意味』『没頭』を挙げていますが、このうち自分でコントロールできるのは没頭だけ。目の前のことを『一生懸命やれそうだ』と思えれば、何にでも没頭できるんですから。

だから僕は、時間的な効率よりも、没頭する感覚に対して常に敏感でありたいと思っています。

人間が最もフローに入りやすいのは、自分のスキルより4%難しいことに挑戦するときだそうです。『できなくはないけど、頑張らないとできない』ということをやっているときが、一番没頭できるわけです。

だから、今まで自分がやったことのないような依頼は没頭しやすい。アウェーな現場、大好きです(笑)」

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