松下幸之助が創刊した雑誌が、いま、職場で読まれている理由

『PHP』は、心あたたまるエピソードや感動エッセイが詰まった雑誌。社員の人格形成や職場活性化にも役立つと、現在、全国1,000社以上の職場で愛読されています。
2021年01月20日 公開
人がすぐに辞めてしまう職場と、辞めずに定着する職場。その違いは、リーダーが「あること」をしているかいないかどうかの差だという。接客・サービス業の現場リーダーを数多く見てきた船坂光弘氏に解説してもらった。
※本稿は、船坂光弘著『接客・サービス業のリーダーにとって一番大切なこと』(PHP研究所)の一部を抜粋・再編集したものです。
最近、私が経営者から相談を受ける中で、「うちの会社は離職率が高い」「新しいスタッフを採用しても、すぐに辞めてしまう」といった離職に関する相談が増えています。
また、その相談を受けて、私がそれらの企業にうかがった際に総じて感じるのは、「離職率の高い職場は空気が冷たい」ということです。
外部の人間である私が事務所内に入って行っても、挨拶も無ければ、スタッフ同士の笑顔も会話も見られません。このような職場環境では離職率が高いのもうなずけます。
一方で、離職率が低い職場にはある共通点があります。それは職場に「ありがとう」と「笑顔」が溢れていて、職場の空気が温かいという点です。
ある地方のトリミングサロンで、「最近、スタッフ同士がギクシャクしているのでなんとかしたい」という相談を社長から受けました。
そこで、私がインナー・ホスピタリティの研修を提案して実施した際に、メンバー同士で「お互いにありがとうを言おう」というワークをしました。これはメンバー10名が一人ひとりに「ありがとうを伝える」という、ただそれだけのワークです。
ある新人は、「〇〇先輩、いつもトリミングの技術を教えていただき、ありがとうございます!」。
あるベテランスタッフは、「〇〇ちゃん、いつも朝早く来て、店のオープンの準備をしてくれてありがとう」。
店長は、「社長、こんな私を店長にしていただき、ありがとうございます」。
普段思っている感謝の気持ちを一人ひとりの目を見ながら、心を込めて伝えていきます。すると誰からともなく泣き出し、全員が伝え終わる頃には、全員号泣していました。
私が「みんなどうしたの?」と聞くと、
新人は、「みんなの足を引っ張ってばかりいて、私はこの職場に必要ないと思っていたけど、みんなが私のことを見てくれていて嬉しい」。
店長は、「上司らしいことは何ひとつできていなくて、みんなから嫌われていると思っていたけど、私のことをこんなに想ってくれていたなんて感動した」。
ここから、このトリミングサロンは結束を固め、その年、過去最高の売上を達成しました。私はこのような経験を他企業でも何度も経験しています。
『PHP』は、心あたたまるエピソードや感動エッセイが詰まった雑誌。社員の人格形成や職場活性化にも役立つと、現在、全国1,000社以上の職場で愛読されています。
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あまたいる戦国武将のなかから、各都道府県で一人ずつを選び、短編小説に。くじ引きの結果、第17回は滋賀県! 執筆は、いま最も勢いのある若手歴史小説家・今村翔吾先生です。
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