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「会社が居場所の50代」が定年までに急いで準備しておくべきもの

2021年10月01日 公開

前川孝雄(FeelWorks代表取締役)

 

心を安定させ、自分の可能性を拡げる「居場所作り」

私自身、前職での管理職時代に、サードプレイスに大いに助けられました。当時は経営と現場の板挟みで悩み多き頃でしたが、単身赴任で家庭にも居場所がありませんでした。

その時に、仕事で意気投合した社外の人たちとプライベートで交流するようになり、「飲み仲間」「旅行仲間」の輪が広がっていきました。

そのコミュニティが疲弊しがちな心のオアシスになり、心のバランスを保つことを助けてくれたのです。

また、私が現在の会社を起業する際に、打算なく応援してくれたのも、その頃からの仲間でした。今でもつながり続けており、互いの仕事やプライベートを支え合っています。

この経験から、私は、会社を辞めた後に頼れるのは仕事や肩書を抜きに付き合える仲間だと考えています。

また、新たな居場所作りは新しい自分探しであり、違った自分を知ることでもあります。今まで会社のなかに居るだけではわからなかったこと─―「自分は他人から、こう見られるのか」「自分にはこんな面があったのか」「こんなことに関心をもち、夢中になれる自分がいたのか」など、多くの気づきが得られます。

人はいついくつになっても、未開の可能性があります。それを開拓しながら自分を知っていくことが、人生を豊かなものにしてくれます。

106歳を目前に大往生された元聖路加国際病院名誉院長・日野原重明さんは、著書『生きていくあなたへ 105歳 どうしても遺したかった言葉』(幻冬舎文庫)で、「100歳を超えたあたりから、自分がいかに本当の自分を知らないでいたか ということを感じる」「僕は最近絵画を習い始めましたが、これがとっても楽しいのです」と書かれています。

40~50代、人生はこれから。皆さんも、サードブレイスづくりを通じて、新たな自分を知る旅を始めてみませんか。

 

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