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「バズらせる達人」が実践する4つの文章テクニック

2021年10月20日 公開
2021年10月21日 更新

尾藤克之(コラムニスト・著述家)

 

1文は40字以内に


×自分の実現したいことを書き続けると自分の進みたい方向が見え、やがては、それを実現するために時間の使い方が上手になり、だんだんと夢が叶ってくるようになるのです。
〇実現したいことがあればノートに書くこと。続けることによって、自分が進みたい方向が見え、夢を実現するために必要なことに時間を使うことができます。その結果、最短時間で夢が実現できるのです。

一つの文が長すぎると、主語や述語、全体の構造が見えづらく、伝わりにくい文になってしまう。1文の長さは25~40文字程度が基本と意識しよう。1文を簡潔にすると、自ずと書くべき内容が洗練されて、必要のない言葉がそぎ落とされ、伝わりやすい文章ができる。

文字数の目安がわからないときは、ワードで文字数を設定するのがお勧め。A4ページで横組みなら、1行あたり40文字でちょうどいい。2行になりそうなら文を分けるようにしよう。

 

「つかみ」で「何だろう」と思わせる


〇シュークリームはダイエット食である
〇上司の言葉の暴力を"バラ色"に変えて乗り切る方法
〇「的を得ない」「的を射ない」正しいのはどちらなのか
〇「1分の遅刻」はいくらの損失なのか!?
〇無地とチェック。できる人のワイシャツはどっちか?

人前で話すときと同様、文章も「つかみ」が大事。最初にフックを入れて、読み手に「どういうことだろう?」と思わせるのだ。自ずと次の1文へと誘導され、読み進めることに。

例に挙げているのはいずれも、尾藤氏がニュースサイトなどで記事を執筆した際に反響のあった見出し。意外なキーワードの組み合わせや、ドキッとする言葉が目を引く。もちろん、フックをかけたらオチをつけて、納得感のある文章にすることも必要だ。

 

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