松下幸之助が創刊した雑誌が、いま、職場で読まれている理由

『PHP』は、心あたたまるエピソードや感動エッセイが詰まった雑誌。社員の人格形成や職場活性化にも役立つと、現在、全国1,000社以上の職場で愛読されています。
2019年05月17日 公開
©かわぐちかいじ・惠谷治・小学館/『空母いぶき』フィルムパートナーズ
2019年5月24日(金)、『沈黙の艦隊』『ジパング』などで知られる漫画界の巨匠・かわぐちかいじ氏原作の映画『空母いぶき』(監督:若松節朗氏)が公開される。
20XX年12月23日未明、沖ノ鳥島西方の島嶼に国籍不明の武装集団が上陸するところから物語は始まる。出動命令を受けた自衛隊初の航空機搭載型護衛艦「いぶき」を待っていたのは、敵潜水艦からのミサイル攻撃だった――。戦後の日本が経験したことのない緊迫の24時間がスクリーンに映し出される。
本作で「いぶき」艦長の主人公・秋津竜太を演じた西島秀俊さんに、作品の見所や撮影秘話、そして俳優としての「覚悟」について聞いた。
※本稿は月刊誌『Voice』(2019年6月号)、西島秀俊氏の「国の命運を背負う覚悟を演じて」より一部抜粋・編集したものです。
聞き手:編集部(中西史也)
――撮影の大半は「いぶき」艦内のCIC(戦闘指揮所)で行なわれました。映画の臨場感と同様、撮影も緊迫した雰囲気だったのではないでしょうか。
【西島】 そうですね。若松監督からは「前半は極力、秋津の感情を出さないように」といわれていました。思わず感情が出てしまいそうになる瞬間があったときは、「秋津の思いは後半までとっておいてほしい」と、監督に厳密に演出していただきました。
――物語が進むにつれて、秋津の人間らしい部分が垣間見え、乗員との関係も変化していきます。
【西島】 秋津の感情の変化は、演じるうえでとくに意識しました。ただ、役づくりをしていくなかで意外だったのは、「いずも」の艦長に「危機的な状況で笑うことはありますか?」と尋ねたとき、「ありますよ」と即答されたことです。
自衛隊員としての演技中に笑顔を見せていいのか気になっていたのですが、部下を安心させるために笑うことはある、とのことでした。
秋津にとっては、目の前で起きていることはすべてシミュレーション済みで、つねに数歩先のことを考えているため、周りからとやかくいわれても、ぶれることはないのですが。
――秋津が何かを確信したような笑みを浮かべるシーンが実際に何度かありました。
【西島】 それを秋津の自信の表れと取る見方もあるでしょうし、他の人は別の観点で捉えるかもしれません。「笑み」という1つの演技をどのように解釈するのか。
そうしたニュアンスを考えることも映画の醍醐味だと思いますし、登場人物の機微にぜひ注目していただきたいですね。
――台詞には「覚悟」という言葉が何度も出てきます。どのような意味が込められているのでしょうか。
【西島】 国の命運を背負う覚悟だと考えています。作中では、自衛隊創設以来一度も経験していない「防衛出動(日本が外部からの武力攻撃、またはそのおそれのある場合、防衛のために自衛隊を出動させること)」が発令されます。
いまだ日本が経験したことのない状況を僕たちは演じたわけです。数多くの経験をしている自衛隊員も体験したことがない領域であり、そのときの衝撃は誰にもわからない。そうした究極の状況を想定した覚悟を本作では演じました。
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