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岡山を数年間で“アートの街”に変貌させた…「岡山芸術交流2019」のここがスゴイ

2019年10月03日 公開

大森雅夫(岡山市長)&石川康晴(ストライプインターナショナル社長)

大森雅夫(岡山市長)×石川康晴(ストライプインターナショナル社長)(写真:大島拓也)

国土交通省などの勤務を経て、ふるさと・岡山に戻りタクトを振るう大森市長。一方、創業の地・岡山を起点にグローバルカンパニーへと成長を遂げ、アパレルメーカーの枠を超えた事業を展開し続ける石川社長。両者はいま、官民一体となり岡山を盛り上げている。

その一つが、岡山を舞台に展開されるアートイベント「岡山芸術交流2019」である。その見どころと、地元岡山に寄せる思いを語ってもらった。(聞き手・大隅元<PHP研究所>)

※本稿は、『Voice』2019年11月号掲載の記事を一部先行配信したものです。

 

アートイベントを「まちの誇り」に

――現在、岡山市や石川文化振興財団などが主催する「岡山芸術交流2019」が開催されており、世界中から集まったアーティストと観光客、市民が一緒になり、まち全体が盛り上がりを見せています。

【石川】注目は、芸術監督を務めたフランス人のピエール・ユイグ氏による、現代アートへの科学的アプローチです。メイン会場は廃校した小学校(旧内山下小学校)ですが、校舎内のプールの水がピンク色になる。さらには、運動場を古墳に見立てたアートもあります。

ほかにも岡山神社にアート作品を展示するなど、岡山市内に点在するあらゆる資産に作品を展示する試みです。ぜひ、多くの方に見てもらいたい。

【大森】前回(「岡山芸術交流2016」)、観光客増による経済効果もさることながら、市民や県民が「非日常」を経験できました。私自身、「何だ、これ?」と頭をひねるようなアート作品だらけだったことをよく覚えています。林原美術館に展示された、頭が蜂の巣の像を目にして、度肝を抜かれた人は多かったと思いますよ。

【石川】想像力をかき立てる作品に触れる機会を増やす。これは子どもや若者の教育にもつながります。

会期中は、子どもによるアートツアーが行なわれます。これは子どもたちが大人に向けて、鑑賞した作品に抱いた自分の気持ちや考えを伝える取り組みです。こうした活動が実り、「アートを通じて子供たちの想像力を育てたい」と理解を示す校長先生も少しずつ増えています。

【大森】前回同様、県内の小・中学校が多数、鑑賞来場を予定しています。また、「岡山芸術交流」の特徴として、民間ボランティアの多さが挙げられます。

地元企業だけでなく、シニアから学生まで市民総出で盛り上げてくれるのです。自分たちのまちには、こんなアートイベントがある。その想いを「まちの誇り」に繋げていきたいです。

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