松下幸之助が創刊した雑誌が、いま、職場で読まれている理由

『PHP』は、心あたたまるエピソードや感動エッセイが詰まった雑誌。社員の人格形成や職場活性化にも役立つと、現在、全国1,000社以上の職場で愛読されています。
2020年01月29日 公開
新型コロナウイルスの影響も懸念されるなか、春節(中華圏の旧正月)を迎え、多くの中国人が日本を訪れる。かつてほどではないものの、「爆買い」ブームは依然続いている。
近年では、風光明媚を求め地方に足を運ぶ者も少なくない。そこで問題になっているのが、「観光ガイド不足」だ。中国語が堪能で、日本にも詳しいガイドが圧倒的に足りていない。はたして、各旅行会社はどう運営しているのだろうか。
新著『ルポ デジタルチャイナ体験記』(PHPビジネス新書)発刊を控える⻄⾕格⽒は、中国滞在経験を活かして「ガイド不⾜問題」を調査。本稿では、本稿では、一日体験ツアーガイドの様子を潜入レポートする。
*本稿は、2018年3月に発刊された『ルポ 中国「潜入バイト」日記』 (小学館新書)』の内容を抜粋・編集したものです。
2016年夏、チャンスは突然やってきた。LINEにメッセージが届いたので見ると、旅程管理主任者を取得するために通った専門学校の座学で仲良くなった張さんからだった。
「西谷さん、ガイドの仕事できますか? 商品の販売もできますか? 一度打ち合わせしましょう」
仕事があったら紹介して欲しいと言っておいたので、連絡をくれたのだ。是非お願いしたいので、とりあえず一緒に食事でも行きましょうと返事をした。
後日、電話をして明日はどうかと聞いてみると、
「明日はちょっと忙しいんで、今日はどうですか? 私あと1時間ぐらいで池袋に着くんですけど、来れます?」
とのこと。少々慌ただしかったが、何とか1時間後に池袋に到着。ちょうど、ガイド仲間との飲み会があるという。
向かった先は、北池袋チャイナタウンの雑居ビルにある中国式カラオケ店。店内の個室に入ると、すでに10人近い中国人ガイドたちが、クミンや唐辛子をたっぷりまぶした中国式シシカバブ(羊肉串)や、鶏肉の唐辛子炒め(宮爆鶏丁)、トマトと卵炒め(蕃茄炒蛋)といった中華料理の皿を突いている。
日本人が普段行くような中華料理屋では見ることのない、中国現地の食堂テーブルをそのまま持ってきたような雰囲気である。
それぞれ違う会社に所属するガイドたちだが、こうやって互いに情報交換しながら、個人単位でサバイブしているのだろう。会社や組織に頼ろうとしない、中国人らしい個人主義の世界だ。
ここでは自己紹介や近況報告などの雑談しかしなかったが、張さんは私の中国語力や、中国人とノリを合わせられるかどうかを見ていたのかもしれない。数日後、再び連絡をもらった。
「東京で1日だけなんですけど、インターンという形で僕と一緒に回りますか?」
日数は短いが、「是非お願いします」と返信した。5日間の東京観光ツアーがあり、その初日と最終日だけガイドが必要だという。
『PHP』は、心あたたまるエピソードや感動エッセイが詰まった雑誌。社員の人格形成や職場活性化にも役立つと、現在、全国1,000社以上の職場で愛読されています。
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あまたいる戦国武将のなかから、各都道府県で一人ずつを選び、短編小説に。くじ引きの結果、第17回は滋賀県! 執筆は、いま最も勢いのある若手歴史小説家・今村翔吾先生です。
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