佐々木俊尚 ヴァーチャルの進化が企業にもたらす変革とは

「VR」は我々の仕事や生活にどんな影響を与えうるのか。テクノロジーについて豊富な知見を持つ作家・ジャーナリストの佐々木俊尚氏にうかがった。
2020年10月16日 公開
映画『罪の声』(監督:土井裕泰、配給:東宝)が今年10月30日(金)より公開される。物語の始まりは1984年の日本。当時、食品会社に対する脅迫事件が相次ぎ、列島を震撼させていた。
警察やマスコミを挑発し続けた犯人グループがついに囚われることはなく、事件は未解決のまま闇に葬られた。35年の時を経て、新聞記者の阿久津英士(小栗旬)は事件の真相を追う一方、京都でテーラー(紳士服の仕立て屋)を営む曽根俊也(星野源)は、犯人グループが使用した脅迫テープに自分の声が使われていたことを知る。二人が共に追求した先にある衝撃の真実とは――。
本作で主人公の阿久津を演じた小栗旬さんに、コロナ禍におけるエンターテインメントの在り方や役者としての覚悟について聞いた。
※本稿は『Voice』2020年11月号より一部抜粋・編集したものです。
聞き手:Voice編集部(中西史也)
写真:吉田和本
スタイリスト:臼井 崇(THYMON Inc.)
ヘアメイク:渋谷謙太郎(SUNVALLEY)
――小栗さんはかねてより、俳優の労働環境の改善を訴えていますね。コロナ禍でエンタメ業界が深刻な状況に置かれるなか、その気持ちに変わりはないですか。
【小栗】 大変な状況だからこそ、舞台や映画の上映方法や稽古のやり方について、新たなチャレンジや工夫を歓迎する機運が生まれているのは素晴らしいことです。
僕もいままで以上に、何か変化を起こしたい気持ちはあります。けれど率直に言えば、自分のなかで「これだ!」というアイデアはまだ浮かんでいません。もう少し「熟考」する必要がありますね。
エンタメないしは芝居の形態が変わっていくのであれば、そのなかでどんなパフォーマンスを皆さんに届けられるかを真摯に考えていきたいと思います。
僕はやはり演劇が好きで、舞台をやりたい思いがつねにあります。
もちろん自分が出演する以外の公演にも注目していて、今回、三谷(幸喜)さんが作・演出を手掛けて大泉(洋)さんが主演した舞台『大地』が完走した様子をみて感動しました。俳優の濃厚接触を限りなく避け、距離を保って演技し続けた舞台です。
とはいえ、劇場にこれまでの半分のお客さんしか呼べない状況が続けば、やがては演劇自体が立ち行かなくなるかもしれない。現在の縮小した公演のかたちがスタンダードになる可能性もあります。演劇をどのように残していくかも含めて、先を見越しながら考えていかないといけません。
「VR」は我々の仕事や生活にどんな影響を与えうるのか。テクノロジーについて豊富な知見を持つ作家・ジャーナリストの佐々木俊尚氏にうかがった。
ヴァーチャルないしデジタルは、ウィズコロナの社会に欠かせないものとなっています。その発展はますます、ビジネスの可能性を広げることでしょう。
2020年はまさに「コロナ」に振り回された年だった。多くの企業が危機に陥り、厳しい状況は今も続いている。だが、経営コンサルタントとして数多くの企業を指導している小宮一慶氏によれば、この厳しい状況を飛躍のバネとしている企業も多いという。
「仲がいい企業と協力した」ことを示すコラボは、ブランドの新たな価値になる
商人には好況不況はない、何(いず)れにしても儲けねばならぬ。松下幸之助はに危機をいかにして克服してきたのか。
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