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「飲食・エンタメ・観光業」をすくえるのか...来たる衆院選で試される政治力

2021年10月27日 公開

谷口功一(東京都立大学法学部教授)&三浦瑠麗(国際政治学者)

 

人生の充実が日本経済を支える

【谷口】飲食業やエンタメ業は、仕事として直接携わっている人は一部でも、誰しもが日常生活において多かれ少なかれ関わっているわけです。いまの日本の政治は、国内における「本当の多数派」を発見できていません。

政党のポジションでいえば、経済では自由・平等を貫徹しつつ、外交・安全保障ではタカ派を志向する勢力が欠けているように思います。かつての民社党のような政党の再興が求められるゆえんです。有権者のニーズはあるのに、政治の側が市井の声をすくえていない。

【三浦】私たちはコロナ収束後も生きていかなければならない。いま求められるのは、飲食や買い物、観劇、旅行などの「場」を通じて得られる私たちの経験的消費に対する需要を取り戻すことです。

世の中の多様性を支えているのはこうしたかたちの消費ですし、日本経済の未来を考えれば、いままでのように製造業を中心とした「モノづくり」だけでは無理があります。

結局のところ、私たち国民一人ひとりが望んでいるのは、自分の人生をどれだけ充実させられるかということでしょう。

リアルな体験に基づくこの目的を達成するうえで、コロナ禍で大きな打撃を受けている飲食業界やエンタメ業界、さらに観光業界の力は必要不可欠なはずです。事業者は決して希望を失わないでほしいし、私は今日も行きつけのお店に足を運びますよ。

 

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