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社会・教育

2023年04月03日

【天才の光と影 異端のノーベル賞受賞者たち】第15回 ライナス・ポーリング(1954年ノーベル化学賞、1962年ノーベル平和賞)

高橋昌一郎(國學院大學教授)

【天才の光と影 異端のノーベル賞受賞者たち】第15回 ライナス・ポーリング(1954年ノーベル化学賞、1962年ノーベル平和賞)

【天才の光と影 異端のノーベル賞受賞者たち】第15回 ライナス・ポーリング(1954年ノーベル化学賞、1962年ノーベル平和賞)

高橋昌一郎(國學院大學教授)

量子化学を確立し、核廃絶を提唱し、ビタミンCを妄信した天才 ライナス・ポーリング 1962年 どんな天才にも、輝かしい「光」に満ちた栄光の姿と、その背面に暗い「影」の表情がある。本連載では、ノーベル賞受...

2023年03月02日

【天才の光と影 異端のノーベル賞受賞者たち】第14回 エガス・モニス(1949年ノーベル生理学・医学賞)

高橋昌一郎(國學院大學教授)

【天才の光と影 異端のノーベル賞受賞者たち】第14回 エガス・モニス(1949年ノーベル生理学・医学賞)

【天才の光と影 異端のノーベル賞受賞者たち】第14回 エガス・モニス(1949年ノーベル生理学・医学賞)

高橋昌一郎(國學院大學教授)

パリ講和会議全権大使を務め、ロボトミー手術を確立した天才 エガス・モニス(1949年) どんな天才にも、輝かしい「光」に満ちた栄光の姿と、その背面に暗い「影」の表情がある。本連載では、ノーベル賞受賞者の...

2023年02月16日

“素直で真面目”なのに意志を感じない...なぜ現在の若者は目立ちたくないのか

金間大介(金沢大学融合研究域融合科学系教授)

“素直で真面目”なのに意志を感じない...なぜ現在の若者は目立ちたくないのか

“素直で真面目”なのに意志を感じない...なぜ現在の若者は目立ちたくないのか

金間大介(金沢大学融合研究域融合科学系教授)

昨今の若者は素直で真面目だが、自分の意見を言わず、質問をすることも少ない。金沢大学融合研究域融合科学系教授である金間大介氏は、これを若者の「いい子症候群」だと指摘する。なぜ現在の若者は消極的で、目立つこと...

2023年02月14日

プーチンの侵略は失敗か? 歴史が証明する「民主主義国は戦争に強い」事実

原田泰(名古屋商科大学ビジネススクール教授)

プーチンの侵略は失敗か? 歴史が証明する「民主主義国は戦争に強い」事実

プーチンの侵略は失敗か? 歴史が証明する「民主主義国は戦争に強い」事実

原田泰(名古屋商科大学ビジネススクール教授)

ロシアのウクライナ侵攻が始まり、間もなくで1年が経つ。世界がロシアの残虐性に非難の目を向ける中、善戦するウクライナ軍に驚きの声もあがっている。一方で、名古屋商科大学ビジネススクール教授の原田泰氏は、そもそも...

2022年10月11日

天安門事件以降、“中国共産党の暴走”に拍車をかけた周辺諸国の責任

ウーアルカイシ(民主活動家/台湾立法院人権委員会秘書長)

天安門事件以降、“中国共産党の暴走”に拍車をかけた周辺諸国の責任

天安門事件以降、“中国共産党の暴走”に拍車をかけた周辺諸国の責任

ウーアルカイシ(民主活動家/台湾立法院人権委員会秘書長)

天安門事件で学生指導者を務め、先般のナンシー・ペロシ米下院議長訪台の際に同氏と会談したウーアルカイシ氏が、鄧小平政権と習近平政権の違いや中国の今後の目論見について語る。 取材・構成・写真=栖来ひかり(...

2022年09月15日

自由が奪われる? 19世紀の天才政治家が見抜いた「アメリカ民主政治」の脅威

中野剛志(評論家)

自由が奪われる? 19世紀の天才政治家が見抜いた「アメリカ民主政治」の脅威

自由が奪われる? 19世紀の天才政治家が見抜いた「アメリカ民主政治」の脅威

中野剛志(評論家)

「アメリカでは、人々の精神はすべて同じモデルに基づいてつくられており、また、そうであればこそ、それらの精神は正確に同じ道を辿っているといえよう」 19世紀に活躍したフランスの政治家・トクヴィルは、独立し...

2022年09月13日

フランス革命、ポル・ポト政権...「抜本的改革」がことごとく失敗するワケ

中野剛志(評論家)

フランス革命、ポル・ポト政権...「抜本的改革」がことごとく失敗するワケ

フランス革命、ポル・ポト政権...「抜本的改革」がことごとく失敗するワケ

中野剛志(評論家)

組織に問題があるとき、「抜本的な改革」を推し進め組織をリフレッシュしようと考えるリーダーが多いだろう。しかし、そのようなラディカルなアプローチではかえって事を大きくしてしまい、取り返しのつかない結末を迎え...

2022年09月07日

右派と左派の対立激化...本当に品位があるのは誰なのか?

和田秀樹(精神科医)

右派と左派の対立激化...本当に品位があるのは誰なのか?

右派と左派の対立激化...本当に品位があるのは誰なのか?

和田秀樹(精神科医)

昨今、右派と左派の溝は深まっているようだ。高齢者は思考が硬直化し、過激な思想を持ちやすいとされるが、一方で、右と左のあいだの「適度な落としどころを見つける」役が出来るのも高齢者なのではないかと、精神科医の...

2022年08月17日

全てが「ネット越し」の社会の落とし穴...コロナ対策を失敗させた「過剰可視化」の発想

小川さやか(文化人類学者)&與那覇潤(評論家)

全てが「ネット越し」の社会の落とし穴...コロナ対策を失敗させた「過剰可視化」の発想

全てが「ネット越し」の社会の落とし穴...コロナ対策を失敗させた「過剰可視化」の発想

小川さやか(文化人類学者)&與那覇潤(評論家)

コロナ禍を契機に、日本社会においても「オンライン化」が一気に加速した。対面で交流する機会が減り、むしろ「煩わしいもの」と見なされる向きもある。 評論家であり元歴史学者の與那覇潤氏と、文化人類学者の小川...

2022年08月08日

戦後77年、「大東亜戦争」を経て日本が失ったものとは

細谷雄一(慶應義塾大学法学部教授)

戦後77年、「大東亜戦争」を経て日本が失ったものとは

戦後77年、「大東亜戦争」を経て日本が失ったものとは

細谷雄一(慶應義塾大学法学部教授)

終戦から70年以上が経過した。慶應義塾大学法学部教授の細谷雄一氏は、先の戦争を「主体的に総括し、それを世界史の中に埋め込むことが重要だ」と語る。自国の戦争を、世界史として捉えなおす重要性について論考する。 ...

2022年07月26日

「イタリア・ファシズム」と「ドイツ・ナチズム」 当時の影響力とは?

板橋拓己(東京大学大学院法学政治学研究科教授)

「イタリア・ファシズム」と「ドイツ・ナチズム」 当時の影響力とは?

「イタリア・ファシズム」と「ドイツ・ナチズム」 当時の影響力とは?

板橋拓己(東京大学大学院法学政治学研究科教授)

1922年、イタリアでムッソリーニ政権が成立。その3年後に独裁宣言がなされ、ヨーロッパにファシズム政権が誕生した。イタリア・ファシズムは国境を超えて他国にも多大な影響を与え、やがて1933年にはドイツにもヒトラーの...

2022年07月25日

なぜモテない? 「パートナー探しが無理ゲー」になった進化論的背景

橘玲(たちばなあきら:作家)

なぜモテない? 「パートナー探しが無理ゲー」になった進化論的背景

なぜモテない? 「パートナー探しが無理ゲー」になった進化論的背景

橘玲(たちばなあきら:作家)

女性の経済力向上や社会のリベラル化によって、男女間の恋愛は大きく変容を見せている。90年代以降「非モテ問題」が顕在化し、男性の競争は激化している。この現代社会においてパートナーを見つけるにはどういたらいいの...

2022年07月24日

親中派のはずが何故? のちの「日独伊三国同盟」に繋がったヒトラーの方向転換

大木毅(現代史家)

親中派のはずが何故? のちの「日独伊三国同盟」に繋がったヒトラーの方向転換

親中派のはずが何故? のちの「日独伊三国同盟」に繋がったヒトラーの方向転換

大木毅(現代史家)

第二次世界大戦前、ドイツは親中国政策を取っていたが、ヒトラーの台頭により外交方針は大きく転換した。ヒトラーはなぜ「親日路線」に舵を切ったのか? ※本稿は、細谷雄一編著『世界史としての「大東亜戦争」』(PH...

2022年06月18日

『SPY×FAMILY』ヒットは心理戦がないから? 若者が“表層的な物語”にハマる理由

渡邉大輔(映画史研究者・批評家)

『SPY×FAMILY』ヒットは心理戦がないから? 若者が“表層的な物語”にハマる理由

『SPY×FAMILY』ヒットは心理戦がないから? 若者が“表層的な物語”にハマる理由

渡邉大輔(映画史研究者・批評家)

TVアニメ『SPY×FAMILY』公式サイトより。?遠藤達哉/集英社・SPY×FAMILY 製作委員会 マンガ原作のテレビアニメ『SPY×FAMILY』。連日インターネットで話題の作品だが、なぜここまでの人気を獲得する...

2022年05月20日

植林から校舎を建てた自由学園に教わる「人の役に立つこと」の本質

養老孟司(東京大学名誉教授)、高橋和也(自由学園学園長)

植林から校舎を建てた自由学園に教わる「人の役に立つこと」の本質

植林から校舎を建てた自由学園に教わる「人の役に立つこと」の本質

養老孟司(東京大学名誉教授)、高橋和也(自由学園学園長)

生徒が植えたヒノキで建築された「自由学園みらいかん」 「参議院は50年後の未来を考える議会に」と主張する養老孟司氏と、未来の校舎を生徒自身の手でつくり上げた自由学園の高橋和也氏。 未来を見据えた政治の根幹は...

2022年05月18日

中高年にまで? 「マッチングアプリ」の婚活が広まる理由

山田昌弘(中央大学文学部教授)

中高年にまで? 「マッチングアプリ」の婚活が広まる理由

中高年にまで? 「マッチングアプリ」の婚活が広まる理由

山田昌弘(中央大学文学部教授)

新型コロナウイルスの感染拡大により、自宅で過ごす時間が増え、出会いの場も限られるようになり、恋人や結婚相手を探すため、マッチングアプリに登録する人が急増している。 中には真剣交際の末、結婚をしたカップ...

2022年05月17日

しつけはいつから必要? 研究で明らかになった「乳幼児の脳」との関係

養老孟司(東京大学名誉教授)、小泉英明(日立製作所名誉フェロー)

しつけはいつから必要? 研究で明らかになった「乳幼児の脳」との関係

しつけはいつから必要? 研究で明らかになった「乳幼児の脳」との関係

養老孟司(東京大学名誉教授)、小泉英明(日立製作所名誉フェロー)

子どもの脳の成長については様々な情報が世に出ているが、専門家の確かな知見を知っておきたい。自ら開発した「光トポグラフィ法」などを用いて、長年子どもの脳の研究を続けてきた小泉英明氏と、解剖学者の養老孟司氏が、「...

2022年05月16日

おにぎり持ち込みは可? 「シネコンの浸透」が映画文化にもたらしたマナー

伊藤弘了(映画研究者・批評家)

おにぎり持ち込みは可? 「シネコンの浸透」が映画文化にもたらしたマナー

おにぎり持ち込みは可? 「シネコンの浸透」が映画文化にもたらしたマナー

伊藤弘了(映画研究者・批評家)

映画上映の場はシネコンだけではない――。日本アカデミー賞で8冠に輝いた映画『ドライブ・マイ・カー』で主演を務めた西島秀俊さんも敬愛するミニシアター。数百名以上の大学生を感動の渦に巻き込んだ「日本一わかりやすい...

2022年05月14日

俳優・斎藤工がウルトラマンに重ね合わせる「現代における日本の役割」

斎藤工(俳優)

俳優・斎藤工がウルトラマンに重ね合わせる「現代における日本の役割」

俳優・斎藤工がウルトラマンに重ね合わせる「現代における日本の役割」

斎藤工(俳優)

写真:キムラタカヒロ 今年5月13日(金)、公開前から話題を呼ぶ映画『シン・ウルトラマン』がついに封切られる。企画・脚本は庵野秀明氏、監督は樋口真嗣氏。数々の作品を世に送り出したタッグが再び手を組み、国内外...

2022年05月13日

「父は円谷プロの爆破担当」 斎藤工が明かす“ウルトラマンとの意外な関係”

斎藤工(俳優)

「父は円谷プロの爆破担当」 斎藤工が明かす“ウルトラマンとの意外な関係”

「父は円谷プロの爆破担当」 斎藤工が明かす“ウルトラマンとの意外な関係”

斎藤工(俳優)

写真:キムラタカヒロ 今年5月13日(金)、公開前から話題を呼ぶ映画『シン・ウルトラマン』がついに封切られる。企画・脚本は庵野秀明氏、監督は樋口真嗣氏。数々の作品を世に送り出したタッグが再び手を組み、国内外...

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