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実は出し方が肝心...「嫌われるお金の使い方」3つ

小林正観(作家)

2023年06月28日 公開

実は出し方が肝心...「嫌われるお金の使い方」3つ

自分の贅沢にお金を使う、お金を貯め込んでしまう...実はどちらも「嫌われる」お金の使い方であると、小林正観さんは語ります。

お金は、「稼ぎ方」よりも「使い方」に気を付ければ勝手に入ってくるようなるそうです。「喜ばれる」使い方を会得している人のところにお金は集まるのです。

※本稿は、小林正観著『喜ばれる』(PHP文庫)より、内容を一部抜粋・編集したものです。

 

お金は「使い方」が大事

ここにコップがあるとします。この中にお茶が入っていると、注ぎ足すことができるのはお茶だけです。コーラが入っていたらコーラ、紅茶が入っていたら、紅茶しか入れることができません。

でも、これが空だったら、いろんな種類の飲み物を入れることが可能です。空になれば、いろいろな飲み物を楽しむことができそうです。

これは、お金の流れの仕組みでも同じことがいえます。

お金の話をするときに、一般的には、お金を得るためにどうすればよいか、という話しか出ません。就職したり、どんな職業がよいかという稼ぎ方を教わってきたことのほうが多いでしょう。

でも、お金の「使い方」について教わったことはないのではないでしょうか。

お金に関する宇宙法則(人間社会での共通項)の1つに、「お金が入ることを考えなくてよい」というものがあります。

お金というものは、手に入れることを考える人が多いのですが、実は出し方が肝心。正しい使い方、正しい出し方を覚えてしまうと、問題が何もなく、努力も何もしないで、お金が勝手に入ってきます。

使う方を正しく使う、ということは、神様や宇宙から好かれるようにお金を使うということです。

 

嫌われるお金の使い方

では、まず嫌われるお金の使い方をお話しします。お金が入ってきたときに、この使い方をすると、神様が嫌がって、それ以上はお金を流入させなくなる、という使い方が3つあります。

1番目、ギャンブル。

実際に商工会の方にお話を伺ったことがあります。初めて事業を起こした人で、急速に業績が伸びて、会社もうまくいって上り調子、にもかかわらず倒産、というケースがあるそうです。

うまくいっているのに倒産する原因は、パチンコが多かったとか。パチンコをやり始めて、1日に5千円、1万円を使って、出なければ10万円使ってという具合に毎日使うと、あっという間に300万円くらいになるそうです。

儲かっていないときはよかったけれど、儲かり始めるとパチンコなどのギャンブルに走る、ということがあるらしい。この使い方を、神様は嫌うようです。

2番目が、贅沢華美。

お金が入ってきたから食べ物が変わった、乗る車が変わった、着ている服が変わった、というのをとても嫌います。

私は、宇宙法則を使いこなしている結果として、臨時収入が入ってくるようになりましたが、ある人が私を見て「臨時収入が沢山ある人には見えませんね」と言いました。

その通りです。980円のシャツ、300円の靴下、私は全く贅沢華美ではありません。自分の身の回りのものに対してお金は使わないし、お金が入ったからといって、食べ物が変わることもない。

お金がないときはラーメンだけれど、お金が入ったときは3万円の懐石料理、という生活をしている人は、お金が入ってこなくなります。

3番目は、貯めこむこと。これを神と宇宙はとても嫌います。お金と水はためると腐ります。

では、何に使えばよいのでしょう。ギャンブルでもなく、贅沢華美にも使うのでもなく「喜ばれるように使う」ことです。

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喜ばれるお金の使い方

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