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頭がいい人の話し方が身につく3つの「口ぐせ」

2013年06月26日 公開

樋口裕一(多摩大学教授)

イラスト版 頭がいい人、悪い人の話し方』より

イラスト版 頭がいい人、悪い人の話し方

 

自分をうまくアピールする

 日本人は、自分をアピールするのが苦手な人が多いようです。本当はアピールしたいのに、どうしても引っ込み思案になってしまいがちです。

 新しい仕事の話に、心の中では「ぜひ、自分がやりたい」と思っていても、自分からはなかなか言い出すことができません。つい「ほかの人のほうが適任なのでは?」などと遠慮してしまうのです。

 また、たとえ指名されても「自信がありません」と言ったりすることもあります。そのくせ、実際にほかの人に仕事が回されると、「あの人は自信過剰だから」などとやっかんだりするのだから面倒です。

 それなら、はじめから「その仕事、ぜひやらせてください」と、明るく言ってみませんか? そのほうが気分はすっきり、周囲からも好感を持たれるでしょう。

 その場合、ちょっとしたコツがあります。それは、もっともらしい理由をつけてアピールするのです。

 頭のいい人は「私ならできるのでやらせてください」と、能力があるからやらせてほしいとは言いません。「その仕事は以前にやったことがあるので」「それなら、郷里の近くで土地勘があります」など、能力ではなく、やる気をアピールすること。そのほうが口にしやすいし、周囲も嫌味に感じることはありません。

 もちろん「私は留学の経験があり、英語が得意なので」などという理由づけはNG。自慢めいたことは言わないように気をつけましよう。

 

うまく反対意見を考慮する

イラスト版 頭がいい人、悪い人の話し方

 自分の意見をしっかり言うのはいいのですが、真っ向から反対してばかりいると、「すぐ反対する」「面倒なやつだ」などとよからぬ評判が立たないとも限りません。そうならないために、こんな口ぐせを身につけましょう。「確かに、おっしゃることはよくわかります。しかし……」と言って、意見を述べるのです。まずは相手の言い分を踏まえてその正しさも理解した上で、自分の意見を言えば、相手の警戒心も薄れるでしょう。大事なのは、相手のプライドを傷つけないことです。

 とくに目上の人に反対する場合、相手の意見を尊重しているのを示すことが大切です。「確かに、課長がおっしゃる通り○○の側面はあると思います。しかし、△△の理由から、私はこうしたほうがいいと思いますが、いかがでしょう?」などです。

 また、目下の人に使う場合は「確かに、きみの言うことはよくわかるけれど……」と、前もって反論を封じる効果もあります。あらかじめ相手が言いそうな反論を示し、一定の理解を示しておけば、後から突っ込んでくることはなくなります。

 しかも、この口ぐせを使うことには、メリットがあります。「確かに」と言うことで相手の意見を整理でき、「しかし」の後で言うべきことを考えられること。時間稼ぎをしつつ、頭の中を整理できるわけです。

 このフレーズは、本来は相手の意見をいったん肯定してから後で否定するわけですが、相手の意見が強く、反対したらまずいことになりそうとわかったら、「確かにその通り」で、終わりにすることも可能です。議論に負けない、ちょっとした裏技と言えます。

iyashi

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