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中2の息子が主人を毛嫌いします……こころ相談

2017年03月28日 公開

菅野泰蔵(東京カウンセリングセンター所長)

息子が病気になってしまうので別居したい……

相談内容

中学2年の息子が今年に入ってすごく主人を毛嫌いするようになり、不登校(閉じこもりがち)になっています。毎晩、主人が帰る頃になると大声で「でていけーかえってくるなー」と叫び、夜中も奇声を発したり壁をたたいたりして自分の部屋で反抗しています。父親から暴力を受けた事がきっかけです。小さい頃から会話もなく、どこに行っても良く怒られていて、昔から父親にあまりなつかず4才年下の弟が生まれてからは特に比べられたりして時には「知恵遅れ」などと酷いことを言われたり、私と主人の夫婦喧嘩を見ていて、「お父さんはいつもお母さんをいじめていた」というイメージを持っているのだと思います。

このままでは、息子が病気になってしまいそうなので主人に「別居して欲しい」と頼んでも「別居するぐらいなら離婚する」とか言ってこちらの意見は受け容れてくれません。 どうすればいいか悩んでいます。

(42歳、女性、 保育師) 

 

一番のキーパーソンはお父さん

アドバイス

細かいことがわからないので、少し単純すぎる答えになるかもしれませんことをお許しください。

まず「別居して欲しい」というのは、お子さんのためなのですか? それともあなた自身もそうしたいのですか? お子さんのためならば、おそらく第一にやるべきことは、父と息子がコミュニケーションを持てるようにすることだと思うのですが。いくらそれを努力しても何もならなかったということであれば、次に二人を切り離すという方法もあろうと思いました。

しかし、あなた自身が別居したい、あるいはこの夫とは別れたいとどこかで思っているとすれば、息子と父の関係をもっと良くしようと思わないでしょうし、いくら努力してもうまくいかないでしょう。

子どもは父と母との間で育っていくわけですから、両親の関係が改善されることが問題解決の早道になることが多いものです。息子さんのことを解決するに一番のキーパーソンはやはりお父さんでしょう。もちろん事態があまりにも険悪である場合、一時的に切り離すというのも悪い方法ではありませんが、お父さんの協力、あなたたち二人のタッグが結成されることを私は一番望んでいます。

とにかく、一度、両親が揃って、できればお子さんも伴って、教育相談センターに行かれることを勧めます。 

iyashi

著者紹介

菅野泰蔵(すがのたいぞう)

東京カウンセリングセンター所長

 1953年東京生まれ。学習院大学卒(心理学)。臨床心理士。学習院大学、代々木の森診療所などを経て、現在東京カウンセリングセンター所長。ベストセラー「こころの日曜日」シリーズ(法研)を始め、「淋しい女と困った男」(双葉社)など著書多数。

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