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仕事

「仕事の達成感がない」「成長の実感もない」を劇的に変える"PDCA"

清水久三子(アンド・クリエイト代表)

2019年02月22日 公開

「アプローチ」で具体的な行動に落とし込む

マイルストーンとKPIが見えてきたら、それを組み合わせて「アプローチ」を作成します。

アプローチとは対象に近づくための具体的な行動です。どうすればマイルストーンの状態にちかづけるのか、KPIを意識しながら1週間の行動に落とし込みます。横軸に時間軸、縦軸にKPIを置き、やるべきことを具体化していきます。

まずは一番近いマイルストーンまでを考えます。これは実行しながら見えてくることを反映し、軌道修正していくためです。直近のマイルストーンが数カ月後であれば1カ月ごとに、1カ月以内であれば1週間ごとに区切りを入れ、最終的には週間単位まで決めます。

その後、実行段階で1日単位の行動を決めます。1日単位で行動を「見える化」し、1週間単位で振り返り(Check&Action)を行いながら、PDCAを回すイメージです。

マイルストーン1

1日単位の具体的な行動を見える化する

ここで気をつけていただきたいのが、「1週間を超えるサイクル」は失敗しやすいということです。

1カ月単位の目標設定では、月の前半にあまり進まなかった場合、たいていリカバリーする余裕がなく、目標達成できないことが多いからです。毎日やることであれば、1日の予定に組み込めます。

毎週やることであれば曜日ごとに予定が組めます。毎日、毎週というサイクルに組み込めるレベルに数値目標を落とし込むことでサイクルが回り始めます。

毎日、毎週……と聞くと辛いと思われ鵜かもしれませんが、これが決まっていないと今日一日やこの一週間が目標に向けて近づいたのかどうかもわかりません。これは大きなストレスではないでしょうか? 

一日の終わりに「今日もやり切った」と言い切れる心地よさ、「今週もまたゴールに一歩近づいた」という充実感、「自分は着実に成長している」という成長実感。

マイルストーンとKPIを設定し「アプローチ」を作成することで、これらを感じられ、一つずつクリアする気持ちよさを味わうことができるでしょう。

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