1. PHPオンライン
  2. くらし
  3. 「肥満の犯人は脂質ではない」アメリカの医師が主張する驚きの”新説”

くらし

「肥満の犯人は脂質ではない」アメリカの医師が主張する驚きの”新説”

マーク・ハイマン(監訳:金森重樹)

2020年05月26日 公開 2023年01月13日 更新

マーク・ハイマン

二度と太らない食べ方

習慣を変えて新しいパターンを学習し、生体機能を完全にリセットし、炎症を抑制し、胃腸を回復させ、高脂質食に適応するには、3週間(21日間)が必要である。それを脳内の化学成分、ホルモン、代謝作用をリセットするための「プレ・ピーガン」ダイエットと考えよう。

「内臓脂肪を落とす食事」実践編では、穀類、豆類、菓子、乳製品、グルテン(どんなにわずかでも)の摂取をやめて、多量の健康に良い脂質と、持続可能でクリーンな動物性食品およびシーフードを摂るところから始める。これによって、ほとんどの人は生物学的なリセットボタンを押すことができる。自分の体を最初の工場出荷時の設定に戻すと考えれば良い。

 

最高の医者はあなたの体

さまざまな種類の脂質とその人体への影響の違いをすべて理解したとしても、これらを含む食品があなたの体に与える影響を正確に知ることはできない。私たちは皆ユニークな存在で、それぞれが自分の健康に対して個別に取り組まなければならない。誰にでも効く万能薬は過去の時代のものだ。

最高の医師はあなた自身の体だ。その声に耳を澄まそう。よく注意しよう。何で体調が良くなるのか、あるいは悪くなるのか? 効き目のある薬を見つけよう。何度もお話ししたように、食べ物は薬であって、ただのカロリーではない。それにはあなたの遺伝子・代謝作用・免疫システム・腸内細菌を調節する情報や命令が含まれているのだ。

自分に最適な食事法を教えてくれる先端技術の検査がある。高脂質・低炭水化物の組み合わせか、あるいは低脂質・高炭水化物か? さらに、どんな種類の運動が自分に最も有効なのか。これを研究するのが栄養ゲノム情報科学(ニュートリゲノミクス)で、それは治療を個別化する機能性医学で使われている。

今や、あなた自身でできる遺伝子検査を複数の企業が提供しており、それを使えば、自分の体質にもっと合う意思決定をすることができる。あなたに必要な情報の多くは、あなたの体に含まれている。

あなた自身の体が、何が有効で何が有効でないか、脂質がもっと必要か減らすべきか、炭水化物を増やすべきか減らすべきか、タンパク質がもっと必要かそうでないかに関する意見を、直接的にしかも速やかに伝えてくれるのだ。それはさらに、どんな種類の運動が自分に最も有効かも示してくれる。

関連記事

アクセスランキングRanking

前のスライド 次のスライド
×