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「大学合格が人生の全盛期」な人を生んでしまう“誤った勉強法”

2019年04月22日 公開

茂木健一郎

頭の良さの基準が変わってきた(茂木健一郎)
(写真:片桐圭)

<<「これまでの日本の教育のままでは、世界で戦えない」「AI時代に、活躍できる人材に育たない」とよく言われます。では、今後求められているのは、どのような勉強法なのでしょうか。

脳科学者である茂木健一郎先生に聞きました。>>

※本記事は、PHP新書『本当に頭のいい子を育てる 世界標準の勉強法』(茂木健一郎著)の内容を抜粋・編集したものです

 

「頭の良さ」の基準が変わってきた

2020年度からセンター試験が廃止され、新しい「大学入学共通テスト」が実施されます。従来型のセンター試験は「記憶力や知識量」を問うものでした。新しいテストでは、「記憶力や知識量」に加えて、「思考力・判断力・表現力」も問われるようになります。

「記憶力や知識量」は、これまでの受験用のテクニックを駆使すれば発揮できます。それに対して、「思考力・判断力・表現力」は、「地頭の良さ」が試されます。地頭力は、「既存の知識にとらわれず、自分の頭で考えられる力や、自分なりの切り口で問題を探究できる力」のこと。

もっと簡単にいうと、子どもたちが自ら考えたり、自分自身の判断で行動したり、自分の考えを相手に伝えられることです。

なぜ、このように試験が変わるのかというと、AI(人工知能)が台頭する時代がやってくるからです。既に今でも、インターネットの出現により、世の中の大半のことは検索すればわかるようになっています。

そこで知識を頭の中に詰め込む必要がなくなりました。つまり、既存の学歴や偏差値教育など、旧態依然のやり方が通用しなくなるということです。

既存の勉強法では将来、AIに太刀打ちできない。となると、私たち人間に求められるのは、AIが苦手とする分野。これから成長が見込める新たな分野を開拓したり、今まで誰もやってこなかったアイディアを実現したりすることです。

そこで「思考力・判断力・表現力」が必要になってきます。これらは地頭の良さが問われるもの。この地頭を良くするのが、教育改革期の今、注目されている「探究学習」です。

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東大生の一割しか、本当の思考力を身につけられていない >



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