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子どもの“夢”を壊さない「上手な目標設定」のコツ

2019年10月28日 公開

平岩国泰(放課後NPOアフタースクール代表)

子ども自己肯定感を育てる「目標設定」

難関大学に合格しても、一流企業に就職しても幸せになれるとは限らない時代であることは、親自身も体験から気づきはじめている。それゆえに「子どもの自己肯定感」が注目されている。

子どもが本当に幸せになるには、"自発的に幸せをつかむ力"が必要となる。自己肯定感を高めることで、コミュニケーション力が養われ、チャレンジ精神も備わってくるという。

放課後NPO法人アフタースクールで、5万人の子どもと向き合ってきたNPO代表・平岩国泰氏が、自著『子どもの「やってみたい」をぐいぐい引き出す! 「自己肯定感」育成入門』にて、自身の経験から子どもの自己肯定感を引き出す具体的なメソッドを紹介している。

ここでは、同書より子どもの自発性を育てるための「目標設定」について触れた一節を紹介する。

※本稿は平岩国泰著『子どもの「やってみたい」をぐいぐい引き出す! 「自己肯定感」育成入門』(夜間飛行刊)より一部抜粋・編集したものです

 

達成感が得られないとチャレンジ自体に嫌気がさすことも

子どもの自己肯定感を下げる要因のひとつに、「高すぎる目標設定」があります。 目標を立てることは大切です。どこに向かっているかを見失わずに、努力し続けることができるからです。

一方で、私たちの多くが「高い目標を立てすぎている」と私は考えています。

最終的に高いゴールを目指すのは悪いことではないのですが、「親子で無理な目標を立てたものの、達成できなかった」といった経験ばかりが積み重なると、ただただ 子どもの自己肯定感が下がってしまう原因にもなります。 「そうしたとき、経験の少ない子どものほうが、より失望感を味わうこともあるでしょう。   

さらに良くないことに「うまくいかなかった」「努力したのに報われなかった」という経験が続くと「目標」はしょせん「達成できないレベルに設定する絵空事」である、というマインドセットになってしまいます。

では、どうすればいいのか。

何かに挑戦するとき、私たちはつい大きな目標を立てないといけないような気持ちになりますが、じつは、すぐに達成できそうな目標を立てるほうがいいのです。

小学生くらいの年代で最も必要なのは「学び続ける姿勢」を身につけることだと、私は考えています。

それはすなわち「挑戦する」→「成長する」→「承認される」という成長循環プロセスを体に覚え込ませる、ということにほかなりません。

そのためにも、あまりに遠い目標ではなく、身近で短期間の目標を立てる方がいいと私は考えています。

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100%できるとわかっていることをあえて目標にする >



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