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「謝らない子ども」にイラつく前に…それは親の真似をしているかもしれない



2020年07月17日 公開

堀田秀吾(明治大学教授)

会話、SNS、ネット、噂…ことばを使ったいじめや加害行為がますます増えています。とくにデジタルネイティブな子どもたちは、ネットを通じてそれらのことばを日々、受け取り、ときには自分も発信者になっていたりします。

ことばのいじめから、どうやって子どもの心を守り、またいじめをさせないようにするか。明治大学教授で言語学博士の堀田秀吾氏が著書『いじめのことばから子どもの心を守るレッスン』(河出書房新社)から、言語学・法学・社会心理学・脳科学等の分野からいじめのことばに科学的に効くアプローチを紹介します。

※本稿は堀田秀吾著『いじめのことばから子どもの心を守るレッスン』(河出書房新社刊)より一部抜粋・編集したものです。

 

自分の子どもが加害者になることはある

人と関わっている限り、わざとでもわざとでなくても、他人を傷つけることを言ってしまうことはあるでしょう。

こちらがそういうつもりでなくても相手が傷ついてしまったら、やはり言ってしまった側に大きな責任があります。わざとならなおさらです。どの場合にしても誠意を尽くして謝る。これがベストです。

子どもが誰かを傷つけてしまったり、親なら「ちゃんと友だちに謝りなさい」と子どもを叱ることもありますが、ではどんな謝罪方法が効果的なのでしょうか。

 

許されやすい謝罪にはルールがある

オハイオ州立大学のルウィッキーらが行った謝罪の構造に関する研究によると、許される謝罪には以下の六つの要素があり、これらを多く含めば含むほど、その謝罪が受け入れられやすくなるとのことです。

(1)後悔の念を表すこと=「どう思っているのか」
(2)何が悪かったかを説明すること=「何が悪かったのか」
(3)自分の責任を認めること=「自分が悪いと認める」
(4)改善の約束=「これからどうするつもりか」
(5)償いの提案=「償いとして何をするのか」
(6)許しを請うこと=「許して欲しいとお願いする」

こういった要素をできるだけ取り入れて謝ることを、子どもにアドバイスしてみましょう。相手の気持ちになって、自分だったらこういうふうに謝ってもらえたら納得するという謝り方を一生懸命考えてことばにする手助けをするのです。

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