佐々木俊尚 ヴァーチャルの進化が企業にもたらす変革とは

「VR」は我々の仕事や生活にどんな影響を与えうるのか。テクノロジーについて豊富な知見を持つ作家・ジャーナリストの佐々木俊尚氏にうかがった。
2020年12月31日 公開
※写真はイメージです
2020年3月まで開成中学・高校の校長を務め、現在は北鎌倉女子学園の園長である柳沢幸雄氏。
同氏の著書『ハーバード・東大・開成で教えてわかった 「頭のいい子」の親がしている60のこと』では、50年近い教員生活の経験と、親としてアメリカでの体験を踏まえ、親が子どもとどう関わればよいかをアドバイスしている。
本稿では、柳沢幸雄氏が思春期の子どもを持つ親の取るべき行動について語った一節を紹介する。
※本稿は『ハーバード・東大・開成で教えてわかった 「頭のいい子」の親がしている60のこと』(PHP研究所刊)より一部抜粋・編集したものです
思春期になると、子どもと親の会話は少なくなります。子どもが何も言わず部屋にこもってしまうこともあるのではないでしょうか。
女の子なら「お父さんクサーイ」
男の子なら「メシ、フロ、ネル」
くらいしか言わなくなります。
学校や部活のことを質問しても「うるせぇな」と答えるだけかもしれません。
しかしここで腹を立ててはいけません。
思春期の男子なら特に、ますます口をきかなくなるので答えただけマシと思いましょう。
子どもは親に自分を見てほしいと思う一方で、自分の力で生きていきたいという、子どもなりの意思表示をしているのです。
もちろん経験不足で不安定な年代ですから、見ていてもらわないと生きていけません。子どもは親からの承認があって、成長していくのです。
思春期であれているときでも、親に静かに見守ってもらっていることで子どもは落ち着いてくるものです。
またこの時期、親は子どもとの「いい離れ方」を考えなければならなくなります。
子どもの思春期は、実は親離れの時期なのです。
母親はひとりの女性として社会的にも羽ばたくべきだと私は考えます。一つエピソードを紹介します。
かつて私の研究室に、「ずっと家にいたけれど、子どもが高校生になったから社会復帰したい」という女性が応募してきました。分析化学を専攻していた女性で、私の研究室で雇って収入を確保し、博士論文を書いて、さらに研究を進めていました。
何歳になっても働いて、自分の「やりたいこと」を持ち、それに邁進する人は輝いていると私は思います。
中高生や中学受験をする小学生は毎日がとても忙しく、定期試験が迫っても、やるべき宿題があっても、手をつけられる時間が限られています。
特に、中高生は部活動に時間を取られることが多く、また、部活動の時間は彼らにとって、勉強よりも何より大事です。部活動の試合やコンクールがあれば、子どもは当然、そちらを優先しようとします。
そんなとき、親はつい、「定期試験がすぐあるでしょ! 勉強しなきゃダメよ!」と言いたくなりますし、ともすると、「朝練ばっかりしてたら成績が下がるわよ! ときどきさぼって勉強しなさい!」なんて言ってしまいます。
しかし、これは思春期の子どもの反感を買うだけで、まったくいい結果になりません。第一、部活動をやめても、その時間勉強するとは限りません。
親がきちんと子どものやっていることを見て、いいところを具体的に褒めてあげることが大切です。
「ちゃんと見ていてくれる」ということは、子どもに勇気を与え、積極的に前に出ていく原動力になります。たいしたことがなかったり、今ひとつだったりしても「一歩前進だね!」と、その努力を認めます。
その上で、気になる部分があれば、「ここのところ、こういうのはどうかな?」や「もっとよくなるかもしれないから」という視点で意見を言いましょう。そして、成長したら、「すごい、この前よりずっとうまくできているね!」と褒めるのです。
褒められていやな気分になる子はいません。大人でも褒められるのが嫌いな人はいません。功成り名遂とげた人でも喜んで勲章を受け取ることがその証拠です。
思春期で、親にどれだけひどい悪態をついても、一番褒められたい相手は、やはり親なのです。大いに褒めましょう。
自分もイラついてしまって子どもと素直に褒められないな、と思うときは祖父母の力を借りるのも一考です。おじいちゃん、おばあちゃんは達観していて、「人生こんなもんだよ」と言ってくれる。煮詰まらなくてすみます。
「あなただって、小さい頃は親をてこずらせたのよ」などと言われることもあり、親としての自分を客観視させてくれる一面もあります。
今は三世代で同居している人は少ないと思いますが、電話でもいいし、オンライン通話なども使いながら、おじいちゃん、おばあちゃんと子どもがたわいない会話をする時間を持つと、みんなに気持ちの余裕が生まれます。
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