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40代からの「カラダ」見直し術

2016年03月14日 公開

白澤卓二(白澤抗加齢医学研究所所長)

健康な人vs.病気になる人の違いは
「食と背骨」にあった!

「体力の衰えを感じる」「メタボが気になる」「仕事で無理が利かなくなった」など、40代に近づくにつれ、身体の変調を来す人は多いだろう。基礎代謝が落ちてくる40代以降は、それまでと同じ生活をしていては疲れが溜まる一方。では、その後の人生を健康に過ごすために、今、何をすればいいのか、抗加齢の専門家である白澤卓二先生に話をうかがった。

 

40代は、今までの「ツケ」を払う時期

 これまでと同じ生活をしているのに、最近、疲れやすくなった、お腹回りの肉が目立ってきた、慢性的な腰痛や肩こりに悩まされる――40歳が近づいてくる頃から、そんなことを感じる人は多いのではないでしょうか。

 40代は、身体の機能が老いに向かい始める年頃。基礎代謝、ホルモン、体力、免疫力の低下が顕著に進んできます。

 また、疲れやすくなるなどの不調の原因は、今の生活だけではなく、20、30代の生活習慣が蓄積した結果でもあります。若い頃は、表に出てこなかったものが、いよいよ表面化してくるのです。

 さらに、職場での責任が増え、中間管理職として部下を抱え、ストレスも増えてきます。このように、40代は多様な要因が重なって、身体の変調を来しやすい人生のターニングポイントでもあるのです。

 それに加えて、現代人を取り囲む生活環境は実に過酷ですこの半世紀ほどで人類の生活環境は劇的に変わりました。自動車や電車などの交通機関が発達し、身体を動かさずして長距離を移動できるようになりました。その結果、現代人の足腰は衰える一方です。

 食べ物についても、人類史上例を見ない飽食の時代を迎えた一方、品種改良や農薬、添加物など、別の意味での「食の危機」にさらされています。

 また、ここわずか十数年で急速に進んだIT化で、一日中座りっぱなしでパソコンやスマホの画面とにらみ合って過ごす人が急増しています。

 こうした生活環境は「当たり前」のように思えますが、長い人類の歴史から見ればつい最近のこと。人間の身体は、その生活にまだ対応しきれていないのです。

 そのことに気づかず、身体を動かさずラクをして、食べたい物を食べて、垂れ流しの情報におぼれていれば、この先の自分の健康はとうてい守ることはできません。糖尿病や高血圧などの生活習慣病も忍び寄ってくることとなり、これらは、がん、心筋梗塞、脳卒中などにもつながって、50代での突然死を引き起こすこともあります。

 40代はまさに、これまでの生活習慣を見直し、自分の身体と向き合うのに最適な時期でしょう。それをするかしないかで、今後の人生は大きく変わってきます。

 とはいえ、難しいことをする必要はなく、日常生活の中で少し気をつければ変えられることばかり。まずは、その基本となる「運動」と「食」について説明します。

筋トレより「歩く」ほうが効果的 >

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著者紹介

白澤卓二(しらさわ・たくじ)

白澤抗加齢医学研究所所長・医学博士

1958年、神奈川県生まれ。1982年に千葉大学医学部を卒業後、東京都老人総合研究所分子病理部門研究員、老化ゲノムバイオマーカー研究チームリーダーなどを経て、2007~15年、順天堂大学大学院医学研究科加齢制御医学講座教授。15年より、米国ミシガン大学医学部客員教授。専門は、寿命制御遺伝子の分子遺伝子学、アルツハイマー病の分子生物学・分子生理学、アスリートの遺伝子研究など。テレビ、雑誌、講演、書籍などでの老化防止対策のわかりやすい解説に定評がある。
日本抗加齢(アンチエイジング)医学会理事。主な著書に『100歳までボケない101の方法』(文春新書)、『2週間で効果がでる!〈白澤式〉ケトン食事法j(かんき出版)、『「砂糖」をやめれば10歳若返る』(KKベストセラーズ)など。

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