ホーム » THE21 » インタビュー » 40代からの地方移住&転職の心得

40代からの地方移住&転職の心得

2016年11月02日 公開

多田洋祐(ビズリーチ取締役)

U・I・Jターンで「キャリアアップ」を目指すには?

ビジネスマンにとって40代といえば、いろいろな意味で自分の仕事について「先が見えてくる」時期だ。また、結婚して家族ができたり、家を買ったりして、ライフスタイルも定まっている人が多いだろう。しかし近年、あえて40代でU・I・Jターンの移住をともなう転職をする人が増えているという。どんな人が、どういった理由でそうしたキャリアチェンジを選ぶのか。転職のプロであるビズリーチの多田洋祐氏にお話をうかがった。《取材・構成=前田はるみ》

1年間の住居提供も!広がるお得な支援策

当社は、ここ3年ほど地方創生をテーマにUターン、Iターン、Jターンを支援してきましたが、首都圏から地方の企業へ転職する人の流れが生まれており、今年は昨年同期比で1.6倍に増えています。とくに管理職クラスの方々の転職のお手伝いを数多くさせていただいておりますが、40代以上の方の地方企業の転職も確実に増えています。

その背景には、人口減による労働人口の減少に加え、若い人材の首都圏への流出が加速し、地域限定での人材確保が難しくなっている企業側のニーズがあります。優秀な人材を地域外からも積極的に採用しようとする企業が増えているのです。

働く人のニーズとしては、年功給の緩和が進む一方で、個人の就業年数は延びており、40代の人でもこれから20年、30年と働き続けることになります。次のキャリアを考える中で、地方の企業にも目を向け始めたということでしょう。

移住の動機として、実家の親の介護やワークライフバランスの実現もありますが、それだけではありません。これまでの仕事経験を生かし、地方の企業でより経営に近いポジションや裁量権のある仕事に就くなど、仕事のやりがいやキャリアアップを目指す人が多いのも事実です。

こうした動きを支援する国や自治体の取り組みも広がっています。たとえば島根県では、移住者に一年間県の職員宿舎を貸付提供する取り組みを行なっています。また、宮崎県日南市では移住希望者に「大人の就業体験」(インターンとして就業できるシステム)を導入しており、当社も協力しています。

 

実際に行ってみることが移住の成功のポイント >

iyashi

著者紹介

多田洋祐(ただ・ようすけ)

〔株〕ビズリーチ取締役/キャリアカンパニーカンパニー長

2006年、中央大学卒業。大学在学中よりヘッドハンティング会社で経験を積み、卒業後、エグゼクティブ層に特化した人材紹介会社を立ち上げてトップヘッドハンターとして活躍。12年、人事部長としてビズリーチ入社。ビズリーチのサービスとヘッドハンターとしての経験を融合し、「ダイレクト・リクルーティング」(経営者や人事がインターネットを通じて自ら求職者にアプローチするなど、主体的・能動的に行なう採用活動)と命名。現在はキャリア事業のトップとして、ビズリーチ事業とキャリアトレック事業全体を統括。

関連記事

編集部のおすすめ

考えすぎずに「やる」と決め、新たな挑戦を始めよう

坂本 孝(俺の〔株〕社長)

40代の仕事は「I」から「T」に変化するとき

清水克彦(文化放送報道スポーツセンター部次長)

40代ビジネスマンがストレスを抱える理由

吉岡俊介(シニア産業カウンセラー)


アクセスランキング

  • Facebookでシェアする
  • Twitterでシェアする
iyashi

話題のビジネス・スキルをやさしく解説するとともに、第一線で活躍しているビジネスパーソンの
プロのノウハウを紹介するなど、「いますぐ使える仕事術」が満載されています。