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知性派タレント・春香クリスティーンの「政治ノート」

2017年01月12日 公開

春香クリスティーン(タレント)

空気感までリアルに記録したいから「手書き」にこだわっています

政治に詳しいタレントとして知られ、情報番組などに出演する際には、率直に自分の意見を述べる姿が印象的な春香クリスティーンさん。その鋭いコメントの源泉にもなっているのが、国会見学や演説の傍聴などをする中で使い分けている2種類のノートだ。営業や仕事時の情報整理にも応用できそうなそのノート術についてうかがった。《取材・構成=川端隆人、写真撮影=長谷川博一》

 

存在感まで記録できる紙のノートの強み

春香クリスティーンさんが日頃、活用しているノートは二種類。そのうち、使い込まれた厚手のB5版ノートが「政治家ノート」だ。

「政治家の方にお会いしたときの記録をまとめたいという思いで、2012年に始めたノートです。これほど集まるとは思わずに、なんとなく始めたので、今になって『分厚くて丈夫なノートしてよかった』と思っています(笑)。 
本当は形式をきちんと揃えたらきれいにはなると思うのですが、サインの大きさや書き方は人それぞれ個性がありますし、写真の枚数も違うので、完全には形式を決められないですね。一応は2ショット写真といただいた名刺、サインを1ページに、というのが基本です」

写真の横には、日付はもちろん、撮影場所なども書いてある。記憶喚起の助けにするためだ。

「記録しておけば、『この前、お会いましませんでしたっけ?』『ああ、あのときの、えーと』と言いながら名前が出てこない……といったことをなくせますよね。本当はお会いしたすべての人を記録できれば理想的だと思います。それはさすがに無理ですが、政治家の方については記録しておこうと。公人であり、快く写真を撮らせていただけるからというのもあります。次に会ったときに『○○でお会いしました』と話の種にもなります」

ある意味データベースでもある政治家ノート。デジタルツールではなく、あえて紙のノートにしたのはなぜだろうか。

「携帯に入っている写真は、埋もれてしまうんです。名刺も、書かれている情報だけならスキャンして整理もできます。でも、名刺にはモノとしての存在感もある。石原伸晃さんの名刺は形が面白いし(写真参照)、平沢勝栄さんの名刺は木でできているんです。こういうデータにならないことをそのまま残しておきたいんです。あとは、やはりサインを書いてもらうということは大きいですね」

ちなみに、このノートの並びは完全な時系列ではない。A議員の隣にB議員のサインはお願いしづらい……といった配慮から、ページを飛ばしたりすることがあるためだ。

「こちらが勝手に気を遣っただけなんですけどね(笑)。でも、時系列で並んでいなくても、ノートだと探すときにはさほど困りません。『この人は最初のほうのページだったはず』『たしか真ん中あたりの右ページ』といった感覚的な記憶が残っているから。これも、デジタルデータではできないことですよね」

 

「まとめ直し」「清書」をあえてしない理由 >

iyashi

著者紹介

春香クリスティーン(はるかくりすてぃーん)

タレント

1992年、スイス連邦チューリッヒ市生まれ。父は日本人、母はスイス人のハーフ。日本語、英語、ドイツ語を操る。2008年に単身来日し、タレント活動を開始。日本政治に強い関心をもち、週に数回、永田町で国会論戦を見学することも。趣味は国会議員の追っかけ、国会議員カルタ制作。テレビ番組のコメンテーターなどを務めるほか、新聞、雑誌への寄稿も多数。

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