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40代が10代の学生よりも英語力を急速に伸ばせる理由

2017年02月15日 公開

菊間ひろみ(イングリッシュ・トレーナ―)

習得に必要なのは「若さ」ではなく「目的意識の高さ」

 

 一般的には若いほうが英語を習得しやすいと言われるが、長年、企業などで英語研修を手がけてきた中で、菊間ひろみ氏は「英語を学ぶのは40歳からがいい」という結論に達したという。いったいなぜなのか。お話をうかがった。

 

経験と必要性は若さに優るアドバンテージ

「仕事で使える英語力を身につけたいが、40代にもなれば記憶力が衰えてくる。今から学んでももう遅いかな……」。そんな諦めを持っている人も多いかもしれないが、菊間氏は「40代で英語を始めても、まったく遅くない」と言う。

「私の経験でも、長く英語に触れていなかった40~50代の人が、再び勉強を始めて、英語で電話やプレゼンができるようになった例は珍しくありません。記憶力が多少落ちても、英語を習得するのは十分可能です。むしろ、英語を学ぶのは40歳からのほうがいいぐらいです」

 40歳以降のほうがいい理由はいくつかある。1つは「モチベーションの高さ」だ。

「英語を習得するうえで最も重要なのは『毎日コツコツ継続する』こと。どんなに頭が良くても、記憶力が高くても、毎日、習慣のように英語に触れ続けなければ、自然と英語が口から出てくるようにはなりません。ゴルフなどのスポーツが、たくさん練習して身体で覚え込まないとうまくならないのと同じです。

 では、毎日続けるためには何が必要かといえば、それはモチベーションです。モチベーションは、40歳以上のほうが、10代の学生よりも高い人が多いと感じます。日頃の業務などで英語の必要性を実感しているからでしょうね」

 英語を学ぶ目的が明確になっているのも、40代の強みだという。

「『海外の取引先とメールのやり取りをする』『英語でプレゼンをする』など、具体的に使う場面が決まっていると、仕事で必要な英語だけに絞り込んで覚えられます。また、これまで多くの業務経験を積んできているので、相手に何を伝えるべきか明確に理解しています。ですから、効率良く、必要な英語だけを身につけることができます。学んだ英語をすぐに実践の場で使えるので、成果を感じやすく、モチベーションが持続しやすいのです」

 

学生時代の勉強法はむしろ忘れてしまったほうがいい >

iyashi

著者紹介

菊間ひろみ(きくま・ひろみ)

イングリッシュ・トレーナ―

茨城大学人文学部人文学科英文科卒業(英語学専攻)。ロータリー財団奨学生として米国ペンシルバニア州立大学の大学院でTESL(第二言語としての英語教授法)を学ぶ。現在は、〔株〕オーティーシーの主任コーディネーターとして、大手企業や大学向けのTOEICおよび英会話の研修をはじめ、TOEIC教材の開発を担当。著書に『英語を学ぶのは40歳からがいい』(幻冬舎新書)、『TOEICテスト総合対策 初めて~650点』(あさ出版)など多数。

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