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あらゆる英文は「3語だけ」で組み立てよう

2017年02月27日 公開

中山裕木子(ユー・イングリッシュ代表)

複雑な文法は必要ない!

 

 学生時代、授業で習った難解な英文法に頭を悩ませた経験から、英語に苦手意識を持っている人も多いだろう。しかし、ビジネス英語では複雑な英文法は不要だと言い切るのは、数多くの指導経験を持つ中山裕木子氏。簡単で、かつ確実に伝えられる、「3語の英語」を教えていただいた。

 

日本人の英語は構文が複雑すぎる

 英語を話したり書いたりしているとき、「文法は合っているだろうか?」と考えて、詰まってしまう人は多いのではないでしょうか。

 それは、学生時代に習った複雑な文法を、そのまま使おうとしているからです。私たち日本人は難しい文法を使おうと頑張りすぎる傾向があるのです。

 その理由は主に2つ。1つは、日本語の文をそのまま英語にしようとしているから。そうすると、英語としては複雑な表現になってしまうのです。

 たとえば、「この仕事を引き受けるのは簡単です」というように、日本語では文末に「です」「ます」が来ることが多い。これを英語で言おうとすると、「です」「ます」は英語のbe動詞に当たるので、be動詞を使って「It is easy for me to take this job.」としがちです。でも、「I can easily take this job.」と言ったほうがわかりやすい。「仮主語のit」という複雑な文法を使う必要はありません。

 もう1つの理由は、学校の授業では、複雑な文法事項ほど、時間をかけて、丁寧に教わってきたから。その経験から、「英語ではこうした複雑な表現を使わなければならないのだ」と思い込んでいる人が多いのです。

 しかし、難しい文法を使いこなすのは大変です。ミスも起こりやすく、伝えるのに時間もかかります。苦労するうえに、コミュニケーションに支障をきたすことが多いわけです。

 実際のところ、ネイティブ同士が交わす英語はシンプルです。とくにビジネスの場では、明確に伝えることが最優先。難しい表現をするより、短く、わかりやすく表現することを心がけるべきです。

 

「主語・動詞・目的語」でたいていのことは伝わる >

iyashi

著者紹介

中山裕木子(なかやま・ゆきこ)

〔株〕ユー・イングリッシュ代表取締役

1997 年より企業で技術分野の日英翻訳に従事。2000年より特許事務所で翻訳に携わる中で、テクニカルライティングの手法を英語の平易な表現に活かす方法を模索。14年に㈱ユー・イングリッシュを設立。技術翻訳サービス、技術英語指導サービスを提供している。京都大学をはじめ、数々の大学で非常勤講師を務めてきた。近著に『英語は3語で伝わります』(ダイヤモンド社)がある。

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