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職場での自分がわかる3つの心理テスト

2017年04月03日 公開

齊藤 勇(立正大学名誉教授)

職場で役立つ!「自分」を知るための心理テスト

対人ストレスを減らすには、「周囲から自分はどんな人間に見られているか」を知ることも大事。次の心理テストで自分の本音や本性を自覚したうえで、職場の人間関係構築にうまく役立ててみよう。

※『ずるい心理学』(ぱる出版)と、齊藤勇氏への取材を元に作成

 

(1)鳥の噂話

動物の言葉がわかる魔法の頭巾を手に入れたあなた。使ってみると、鳥があなたについて噂しているのを聞きました。その内容とは?
A 好ましい人だ
B 頼りになる人だ
C 楽しい人だ
D 優しい人だ

 

「自分の天敵」がわかる
鳥たちの噂話はあなたが大切にしている価値観を表わすので、それに反することをしている人が苦手な相手、つまり「天敵」である。
A あなたを好きにならない人が苦手
B 頼りがいのない人が苦手
C 和を乱す人が苦手
D 怒りっぽい人が苦手

自分の天敵を自覚したら、思いきって自分から近づいてみましょう。「苦手なタイプ」というのは、単なるコミュニケーション不足(=食わず嫌い)のことも多いので、接点さえ持てば「こういう人だったのか」とわかって苦手意識がなくなる可能性も高まります。

会議で隣の席に座ったり、共同作業を提案すれば、会話の機会も増えます。一緒に飲みに行けば、「職場だと取っつきにくいが、オフだと話しやすいな」と思うかもしれません。Dの場合の怒りっぽい人には、こちらも強い態度に出て、相手の反応を見るのも一つの手。いずれにしても、自分から相手の懐に飛び込むのが関係改善の近道です。

 

(2)ソファの座り心地

あなたは予約していたホテルのロビーにやってきました。そこに用意されていた、見たこともない形のソファに座った感想は?
A 固くて居心地が悪い
B ふかふかして気持ちいい
C 今までにない座り心地だ
D とても上質な肌触り

 

あなたが属する「コミュニティでの立場」がわかる
椅子やソファなど座るためのものは、その人の立場や地位を表わします。座り心地は、あなた自身が他人に与えている印象です。
A 厳格な監督者
B つかみどころのない癒し系
C 意外性のある知恵者
D 優れた指導者

Aは自分の強さや優位性を誇示したいタイプ。しかし、周囲はすでにあなたを「監督者」として認めているのですから、むしろ穏やかに振る舞ったほうが、職場も良い雰囲気になります。Bは癒し系ですが、上司としては少々頼りなく思われることも。部下の提案に対して、「良い/悪い」「イエス/ノー」をはっきり言うなど、自分の意見を明確にするよう心がけましょう。

CやDは周囲から優秀で切れ者と見られていますが、完璧すぎて近寄りがたいのが弱点。自分の失敗談やプライベートについて語ってみるなど、人間味のあるところを見せると周囲も親しみを感じてくれます。

 

(3)火山の噴火

あなたは、夢の中で火山が噴火する光景を見ました。そのとき、山はどのように噴火したでしょうか。
A 小さな噴火が何度も起こり、次第に大きくなっていく
B 火口から噴煙が上がるが火は出ない
C 熱い火柱が吹き上がり溶岩が流れ落ちてくる
D なんの前触れもなく山が爆発する

 

「部下や後輩に対する怒り方」がわかる
夢の中の噴火の様子は、あなたの怒り方(怒りの発散の仕方)を表わしています。
A 徐々に怒りが大きくなる
B 感情が顔に出てしまう
C 八つ当たりする
D 前触れもなく怒り出す

それほど怒っているつもりがなくても、怒り始めると止まらなくなるタイプのAと、周囲を巻き込むCの人は、感情のコントロールが必要です。Bは怒りを隠しきれないタイプで、周囲をおびえさせてしまうことも。Dは周囲から理不尽と思われているかもしれません。CやDの人は、自分の感情を周囲にわかってもらう努力を。

怒りは感情が爆発した結果だと思われがちですが、実はそうではありません。人は無意識のうちに「自分より弱い立場の人に怒りをぶつければ、自分の言い分が通るはずだ」と計算しているのです。もし部下や後輩を怒ってしまったら、「相手が上司だったら、こんな怒り方をするだろうか」と考えてみてください。すると少しは冷静になれるし、理不尽な怒り方はしなくなるはずです。

 

《『THE21』2017年3月号より》

iyashi

著者紹介

齊藤 勇(さいとう・いさむ)

立正大学名誉教授

早稲田大学大学院文学研究科博士課程修了。人間関係の心理学の中で、特に対人感情や自己呈示の心理などを研究。企業や学校での対人関係を良好にするスキルについても研究を深め、独自の「あいづち対話法」を開発し、その普及に務めている。日本あいづち協会理事長。日本ビジネス心理学会会長。大阪経済大学客員教授。近著『超・相槌』(文響社)、『ずるい心理学』(ぱる出版)など、著書は200冊以上。

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