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できる人が「方眼ノート」を使う理由

2015年08月12日 公開

高橋政史(クリエイティブマネジメント代表取締役)

マッキンゼー、東大合格者……できる人は使っている!

仕事ができるかどうかはノートを見れば一目瞭然──。そう話すのは、シリーズ累計18万部を売り上げたヒット作『頭がいい人はなぜ、方眼ノートを使うのか?』著者で、クリエイティブマネジメント(株)代表取締役の高橋政史氏だ。仕事ができる人の「方眼ノート」の使い方をうかがった。

 

学生時代の「単なる板書」を卒業しよう

これまで私はのべ2万人にノートの指導をしてきましたが、仕事ができる人のノートには、ある共通点があります。それは、「アウトプット」につながる使い方をしていることです。単にお客様との打ち合わせ内容や社内の会議の内容をメモする(インプット)だけでなく、それらの情報を自分なりに解釈し、ロジカルに、次のアクション(アウトプット)に落とし込む。こうした作業をノート上でしているのです。

ただ、こうしたノートの使い方ができている人はごく少数。学生時代にせっせと黒板の字を書き写した習慣が染みついているのか、仕事でもひたすらメモして終わり、という人が大部分です。しかも、あとで見直しても何が書いてあるかわからない。ノートは「再現」できなければなんの意味もありません。

 

「事実」と「解釈」はしっかり分ける

アウトプット型のノートの書き方は人それぞれですが、自分に合ったやり方がわからない人は、私の「方眼ノート」を使った方法を参考にしてください。業界・職種を問わず応用が効くうえ、誰でも簡単に始められます。

用意するものは、A4判の方眼ノートだけでOK。最初にやることは、商談や会議に臨む前に、開いた状態の方眼ノートを、縦に3分割することです。

道路にセンターラインがないと車をうまく走らせられないように、人は「フレーム」の有無に大きく左右されるもの。こうして情報記入のフレームを作ることで、思考が整理しやすくなります。逆に言えば、これまで思考の整理ができなかったのは、ノートにフレームがなかったからかもしれません。

このノート術の最大のポイントは、3分割されたフレームに、左から「事実」「解釈」「行動」を書き込んでいくことです。

どんな仕事でも、アウトプットを生み出すには、「事実(得た情報)」を「解釈」して、「行動(アウトプット)」する、というプロセスを踏むことが必要です。当たり前のことのようですが、現実には、事実と意見をゴチャゴチャにしていたり、解釈をしていなかったり、ということが少なくありません。ノートにフレームを設けることで、本棚に本を詰めていくように、すべてのプロセスをきちんと踏むことができるのです。

実は、ノートを3分割して、「事実」「解釈」「行動」を書いていく方法は、「黄金の3分割」と呼ばれていて、マッキンゼーやアクセンチュアのコンサルタント、東大合格生の多くも、同様の方法を取り入れています。彼らが優れたアウトプットを出せるのは、このプロセスをきちんと踏んでいるからなのです。

相手の発言は「語尾」までしっかり書き留める >

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著者紹介

高橋政史(たかはし・まさふみ)

クリエイティブマネジメント(株)代表取締役

1967年、群馬県生まれ。メーカー勤務時代に3tトラック1台分の営業資料を畳4畳半ほどにスリム化。その後、香港のマーケティング会社のCOO(取締役)を経て、戦略系コンサルティングファームにて経営コンサルタントとなる。のべ2万人に「ノートの指導」を実施し、導入企業は200社を超える。また、教育委員会の要請で、学校教育の現場での先生・生徒への「ノート指導」も実施。「ノートスキルの指導」を行なう私塾には、ビジネスパーソン、経営者から医師や政治家まで、幅広い層が参加している。著書に『頭がいい人はなぜ、方眼ノートを使うのか?』(かんき出版)など。

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