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「弱形」を知れば、英語は9割聴き取れる!

2016年01月26日 公開

関 正生(英語講師・語学書作家)

ネイティブの英語は「速い」のではなく「短い」

弱形を持つのは、前置詞・代名詞・冠詞・接続詞・助動詞などの機能語のみで、名詞や動詞などにはありません。of (「ァヴ」/「ア」/「ヴ」)やfor(「ファ」)、you(「ユ」/「ヤ」) やhim(「イム」)、and (「ァン」/「ンド」/「ン」)といった、どれもかなり高頻度に使われる単語ばかりです。これが聴き取れなければ、ネイティブの会話が聴き取れないのも当然。

ちなみによく、「ネイティブの英語は速くて聴き取れない」と言う人がいますが、実際には弱形になったことで、「短く」なっているのです。

それに対し、「前後の単語が聴き取れればだいたいの意味はわかるから、前置詞や助動詞は聴き飛ばせばいい」と言う人がいます。ただ、実際には聴き取れない音があると、その瞬間にパニックになってしまうというのが、学習者の心理というもの。

弱形を持つ単語は、中学1年生で習うような簡単なものがほとんどですから、覚えること自体はかなりラク。この中に知らない単語は1つもないはずです。弱形をマスターするだけで、リスニング力は飛躍的に向上するはずです。

主な弱形

from「フロム」 →「フム」

at「アット」 →「ァト」

with「ウイズ」 →「ワズ」

in「イン」 →「ァン」

on「オン」 →「ァン」

your「ユア」 →「ヤー」

she「シー」 →「シ」

her「ハー」 →「ァー」

they「ゼイ」 →「ゼ」

their「ゼア」 →「ザ」

our「アウア」 →「アー」

could「クッド」 →「カド」

should「シュッド」 →「シャド」

will「ウイル」 →「ァル」

would「ウッド」 →「ァド」

have「ハヴ」 →「ァヴ」/「ヴ」

do「ドゥー」 →「ドゥ」/「ダ」

 

苦手な「あの音」を攻略するには?

英語特有の音(複雑な母音や日本語にない子音など)に苦手意識を持つ人も多いようですが、実際にはそれこそ、前後の文脈でなんとかなることが多いものです。

たとえば、「r」と「l」の区別です。日本の英語教師がよく使う「riceとliceを間違えると、ご飯の代わりにシラミが出てくる」というジョークがありますが、実際のところ、レストランで「ライス」と言われて、シラミと間違えるわけがありません。

それでも、こうした区別はもちろん重要ですので、日本人が苦手な音の攻略法を以下に挙げておきました。これも、学校ではほとんど習ってこなかったことだと思います。

まず「弱形」をマスターしたうえで、これらの知識でさらにリスニング力を強化していってください。

日本人が苦手な音ベスト5攻略法 >

iyashi

著者紹介

関 正生(せき・まさお)

英語講師・語学書作家

1975年、東京都生まれ。慶應義塾大学文学部卒。TOEICテスト990点満点取得。予備校デビュー1年目から、講義を担当する校舎すべてで、常に最多の受講者数を記録。現在はリクルート運営のオンライン予備校「受験サプリ」、TOEICテスト対策「資格サプリ」でも講師を務める。『世界一わかりやすい英語の発音の授業』(KADOKAWA )など、英語に関する著書多数。週刊英和新聞『朝日ウィークリー』でコラム連載中。

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