「クレジットカード」のおトクな選び方・使い方とは？

どこでもポイントが貯まりやすいカードを持とう

　ポイントをおトクに使いこなすには、どこで使ってもポイントが貯まりやすいことが重要。一般的なカードは、特定の条件下でポイントが多く貯まるサービスを提供しています。たとえば、『イオンカード』なら「毎月10のつく日にイオングループの対象店舗で買い物をすれば、ポイントが2倍になる」、『セブンカード・プラス』なら「セブン&アイグループの対象店舗で買い物をすればポイントが2～3倍になる」といった具合です。しかし、実際は、この条件に該当しない日に、対象外の店舗でクレジットカードを使う機会も多いはず。すると2～3倍になる効果が薄まり、そのカードの通常の還元率が0.5％なら、結局は0.5％強のポイントしかもらえないわけです。だったら、いつ、どこで使っても一律で１％や1.5％のポイントがつくカードのほうが、効率的にポイントを貯められます。

家族カードを作ろう

　夫婦で別々のクレジットカードを使っている家庭は多いと思いますが、「家族カード」を作れば、よりおトクです。これはクレジットカードの契約者である本会員の配偶者や子供に対して追加発行されるカードで、それぞれの家族が使ったポイントを合算できるため、一人で貯めるより効率的にポイントが増やせます。また、家族カードなら年会費が無料、または割安になるメリットも。さらに、家族カードの保有者は本会員とほぼ同じ付帯サービスが使えて、旅行傷害保険やショッピング保険も利用できます。夫婦の出費を一つの家計という枠組みで捉えれば、家族カードで節約できる金額はより大きくなるはずです。

光熱費や通信費はクレジットカード払いにしよう

　当たり前ですが、どんなに還元率が高くても、クレジットカードを使わなければポイントは貯まりません。ムダ使いをせずにカードでの支払額を増やすには、毎月の光熱費や通信費をクレジットカード払いにするのが一番。さらに食費や服飾費などの買い物もクレジットカード払いにすれば、二人以上の世帯なら年間100万円はすぐに到達します。すると、還元率1％のカードなら1万円、1.5％なら1万5,000円のポイントが貯まることに。これだけのポイントがもらえる機会を逃しているのはあまりにもったいないので、光熱費や通信費を銀行口座からの引き落としにしている人は、すぐにクレジットカード払いへ変更の手続きをしましょう。

　ちなみに、銀行口座からの引き落としの場合、50円（税抜）程度の割引制度がある場合もありますが、還元率1.5％のクレジットカードなら、月4,000円程度の利用でクレジットカードのほうがおトクになります。

ネット通販は「ポイントモール」を経由しよう

　ネットショッピングをするとき、「ポイントモール」を活用すれば、通常よりも多くポイントが貯まります。ポイントモールとは、カード会社やポイント発行企業が提供しているサイトで、このサイトを経由して別のショッピングサイトで買い物をすると、ボーナスポイントを獲得できるという仕組みです。

　たとえば、JCBが運営する「Oki Dokiランド」というポイントモールにアクセスし、「Yahoo! ショッピング」のバナーをクリックして移動すれば、それだけでクレジットカードのポイントが2倍になります。ほんのひと手間かけるだけでポイントアップできるので、ネットで買い物をするときは、ぜひポイントモールの活用をお勧めします。