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英語を「1カ月」で習得する3つのコツとは?(その3)

2016年10月22日 公開

新条正恵(コンサルタント、語学講師)

ちょっとした工夫でここまで「伝わる」!

「英語が話せない」……長年、多くの日本人が宿命のように抱えてきたコンプレックスだ。だが、それは「たった1カ月の勉強で解消できる」と言うのが、投資銀行で世界のエリートたちと英語で仕事をしてきた新条正恵氏だ。2016年リオ五輪では現地で通訳ボランティアも務めた英語のプロで、『マルチリンガル式30日で使いこなせる仕事の英語』などの著書のある新条氏。連続インタビュー最終回は、伝わる英語の3つのコツについてうかがった。

第一回、第二回はこちら。
第1回 日本人はすでに英語が話せる!?
第2回「苦手を克服しない」のが英語習得のコツ?

 

伝わる英語のコツはたった3つ

「ビジネス英語で話せる」とは難しい言葉をスラスラと話せるということではない。ビジネス英語とは、別の言葉で言い換えると「伝わる英語」だからだ。そして、伝わりやすさはそのままでビジネスの場面でやり取りされるのが「洗練された英語」である。

本記事の第一回でも触れたが、これからグローバルでビジネスをする日本人の多くが、英語を非ネイティブ言語として使う多国籍な人たちと働くことになる。年齢や生まれ育った環境だけでなく、宗教や信条さえも異なる人と共に働くために必要なのが共通言語である英語。わかりやすい伝わる表現で話すことがグローバルビジネスの場面において必要なことである。

最終回の今回は、ちょっとした言い換えでより「伝わる英語」が話せるようになるコツを紹介する。

 

グローバルスタンダードは中学英語+α

「伝わる英語」を習得するには、次の3つのコツを抑えればよい。

・シンプルに話す
・ロジカルに話す
・丁寧に話す

グローバルビジネスの場面で使われる標準的な英語として、グロービッシュと呼ばれている英語はわずか1500語で構成されている。1500語というのは、日本の義務教育である中学卒業レベルの単語数である。

筆者はこれまで20数ヶ国の人たちと共に働いてきた経験を持つが、特に複数の国から参加者が集まる場では、シンプルな言葉を使うよう心がけている。先日のリオ五輪では通訳として現地で学生たちと共に働いた。彼らの多くは流暢な英語を話すが、ビジネス経験はない。そのため通常よりもシンプルな表現が必要となる。

例えば企画書は英語でproposalと表現するのがビジネスの場面では多いが、あえてbusiness planと表現するなど、わかりやすい表現を使う。

これは電話会議が多いビジネスシーンでも有効である。筆者が会社員時代にアメリカ、日本、香港、シンガポールとの合同プロジェクトに関わっていた時、毎週各国から担当者が電話会議で集い、進捗状況を共有していた。電話会議で話す時、一文は短くシンプルな表現を使い、通常より間を多くとることで伝わりやすさを優先させる。これは相手がネイティブであっても同じである。これからグローバルでビジネスをするなら、シンプルな表現を使いこなせるようになることが「伝わる英語」習得の早道である。

英語特有のロジカル表現を身につける >

iyashi

著者紹介

新条正恵(しんじょう・まさえ)

コンサルタント/語学講師

ニューヨークメロン銀行ヴァイス・プレジデント職を経て、その後独立。グローバルリーダーとして働いた自身の経験を活かし、海外進出を目指す企業向けにコンサルティングを行う。また、2016リオ五輪には通訳ボランティアとして参加、2020東京五輪で活躍したい人向けに講演活動を行っている。著書に『マルチリンガル式30日で使いこなせる仕事の英語』(かんき出版)などがある。

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