ホーム » THE21 » トピックス » ムスリムなのに商売ベタ? 気まぐれな砂漠の民(モーリタニア)

ムスリムなのに商売ベタ? 気まぐれな砂漠の民(モーリタニア)

2017年02月03日 公開

<連載>世界の「残念な」ビジネスマンたち(18)石澤義裕(デザイナー)

儲ける気ナシ!?の砂漠流ビジネス


モーリタニアのお茶は、日本の茶道より面倒。高い位置からコップに注ぎ、それをポットに戻すことを延々と繰り返し、3杯でワンセット。コップは使い回し。

人類発祥の地でありながら、ラストフロンティアと呼ばれているアフリカ。砂漠に飲み込まれた道路を目の当たりにして、軽自動車でアフリカを縦断するお門違い感を噛み締めています。

西サハラの南の国境に、「No man's land」と呼ばれる恐怖の緩衝地帯があります。灼熱の土漠に地雷が眠り、道路標識が一切なく、わずかな道筋すらない石だらけの三途の川。

「勝手に走ると死ぬでーっ」と叫ぶガイドを振り切り、薄氷を踏む思いでアクセルをふかし、わずかなガイド料をケチったことを命がけで後悔しつつ、モーリタニアまで渡り切りました。

2、3年寿命が縮まった気がしなくもありませんが、元気です。

 

家はあれども道がない……!?


砂に埋もれた村の女学生。右側のミイラは恥ずかしがりの娘さん。

モーリタニアといえば、国名を知っていたのか知らなかったのかもわからないほどの薄い印象。
世界一、日本にタコを輸出していますが、世界ランキング160位の開発途上国です。
国土の75%が砂漠。1995年からの10年間だけでも、国土の15%がさらに砂漠化。開発される暇なく、国全体が世界遺産になりそうです。

サハラ砂漠を南へ。

真っ平らな大地に家が脈絡なく散らばっているものの、一筋の道もなかったりします。
家があって道がないとは、ありそうでなさそうなシュールな町かど。どの方向にも歩けるだだっ広い大地のなせる技で、足跡は風と砂が消し去ります。

「道、歩かざれば道知らず」とは、知ったかぶりした拙者の格言ですが、道を歩かないモーリタリア人にとって、信号は猫に小判。
赤信号で停まると、追突されかねません。秩序のある信号無視が繰り広げられています。

気まぐれすぎるシェフの気まぐれ料理 >

iyashi

著者紹介

石澤義裕(いしざわ・よしひろ)

デザイナー

1965年、北海道旭川市生まれ。札幌で育ち、東京で大人になる。新宿にてデザイナーとして活動後、2005年4月より夫婦で世界一周中。生活費を稼ぎながら旅を続ける、ワーキング・パッカー。

関連記事

編集部のおすすめ

「営業で一番大切なこと」はモロッコ人に教わった(モロッコ)

<連載>世界の「残念な」ビジネスマンたち(17)石澤義裕(デザイナー)

関心事は自分のみ!? 空気を読まないサービス(フランス)

<連載>世界の「残念な」ビジネスマンたち(16)石澤義裕(デザイナー)

<連載>世界の「残念な」ビジネスマンたち

石澤義裕(ワーキング・パッカー)


アクセスランキング

  • Facebookでシェアする
  • Twitterでシェアする
iyashi

話題のビジネス・スキルをやさしく解説するとともに、第一線で活躍しているビジネスパーソンの
プロのノウハウを紹介するなど、「いますぐ使える仕事術」が満載されています。