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「お金持ち」はなぜヘッジファンドに投資するのか?(第2回)

2017年03月09日 公開

高橋成壽(ファイナンシャルプランナー)

日本の投資信託は「全員成績の悪いクラス」?

高橋 いわゆる絶対収益を追求しているんですね。日本のような上げては下げ、の相場では、そうしたファンドこそ必要とされているはずです。

社長 そうですね。これは日本に限ったことではありませんが、ミューチュアルファンドのパフォーマンスは、S&P500などのベンチマークとの相対評価により判断されます。日本なら日経平均やTOPIXですね。下がり続けているファンドでも、ベンチマークより成績が良ければファンドとしては良いとされてしまうのです。

高橋 俺の成績も悪かったけど、あいつの成績はもっと悪かったから、相対的に学年成績が上がっていたという感じですね。

 

「利回り」だけでは本当の評価はできない

高橋 御社の取扱商品について教えてください。

社長 当社はヘッジファンドはもちろんですが、ミューチュアルファンド(投資信託)も扱っていますし、仕組債、リート(不動産投資信託)などいろいろな商品を取り扱っています。

コンサル また、一括でお支払いいただく商品と、積立タイプの商品があります。

高橋 日本の金融商品は海外から見るとメリットが少ないと言いますか、いい商品があまり存在しないというような言い方をされることが多いのですが、では、海外商品はいい商品ばかりなのでしょうか?

社長 もちろん、そうとは限りませんが、弊社は200社を超える金融機関との付き合いがあるため、パフォーマンスの良好な商品を選び、紹介するようにしています。

高橋 海外の商品と日本の金融商品の違いは、どんなところにあるのでしょうか。

社長 運用が下手ですよね。

コンサル パフォーマンスの悪い商品が多いと思います。

社長 たとえば、いくら利回りが10%あるとしても、商品の変動率が30%あるとしたら、運用としては失敗です。一方、利回りが10%で変動率が8%であるとしたら、投資する価値があるという判断ができます。

高橋 表面的な利回りよりも、リスクよりもリターンが大きいかどうかという視点が重要だということですね。もっとも、日本の投資信託ですと、そもそもマイナスになってもだれも驚かないという悲しい現状があります。

社長 マイナスになるような運用だったら、やる意味がないです。

日本の金融商品はなぜ低パフォーマンスなのか? >

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著者紹介

高橋成壽(たかはし・なるひさ)

寿FPコンサルティング代表取締役

日本FP協会認定CFP。慶應義塾大学総合政策学部を卒業後、投資商品の営業、外資系生保の営業を経て、ファイナンシャル・プランナー会社を設立。女性のお金に関する悩みを解消するサービスとして、家計管理講座「マネーレッスン」を開講中。

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