人をイライラさせるのが得意な「クラッシャー人間」から自分を守る方法を、古神道数秘術家の中井耀香先生に聞きました。
※本稿は、中井耀香著『幸運の神様とつながる すごい!習慣』(PHP研究所)より、内容を一部抜粋・編集したものです。
人の悩みの最大の原因は人間関係
人にはあらゆる縁が無数につながっており、良縁もたくさんつながっていますが、悪縁とも同じくらいつながっています。
そして、どの縁を引き当て、どの縁に費やす時間を増やすかで、運命はゴロゴロと変化していきます。人の悩みの根っこにあるのは、いつも人間関係なのですから。
人の人脈を盗んだりせず、恩を感じている人との関係を大切にすると、良縁に恵まれるようになります。そして、良縁が増えていくと、不思議なことに、つきあう相手によって体調が変化していきます。
幸運を与え合うような関係だと体は軽くなるのですが、「この人といると、どうも調子が狂うな」というときは、体が重くなります。
人と会った翌朝、気だるくて目覚めが悪くなった経験はありませんか? 女子会の最中に気分が悪くなったり、ただお茶をしているだけなのに眠くなった経験は? それは、「この人とつきあうのはやめようよ」と魂が心と体に語りかけているからです。
人と会った帰りに体がダルくなったら要注意
私は、古神道由来の数秘術や、風水から導き出した独自の開運方法を、ご相談者様にお伝えしています。みなさんは、運を良くしようと前向きな人ばかりなのですが、なかには批評・批判や羨望の念を私にぶつけてくる人もいます。
強烈な念を受けると、体が一気に重くなります。一晩では疲れが取れず、数日経ってもダルさが続くこともあるのですが、私はこの違和感を大切にしています。
なぜなら、最も怖いのは、人づきあいの違和感や疲労感に鈍くなってしまうことだからです。「この人と一緒にいたくない」と叫びをあげる体を無視してしまっては、突然倒れる可能性もあります。
それよりも、悲鳴を受け止めてちゃんと労わってあげたほうがいいのです。体は「違和感」という形で注意を喚起して、悪縁から遠ざけようとしてくれているのですから。