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"利き脳"チェックで「片づけられない!」がなくなる

森下純子(ライフオーガナイザー)

2012年12月27日 公開 2024年12月16日 更新

<<本稿は森下純子著『片づけたいけど「片づけられない」がなくなる本』(PHP文庫)より一部抜粋・編集したものです>>
 

脳のタイプから自分に合ったやり方を知ろう

片づけをする時に、大きくかかわるもの、それは私たちの脳です。人間が生活する中で脳は色々な指令を出して、毎日フル回転で働いています。

アメリカの神経心理学者・ロジャー・スペリー博士の研究により、脳には右脳、左脳があり、それぞれ得意分野が違うことがわかりました。

例えば、右脳は身体の左半身を担当し、物事を直感的に受け入れ、イメージで記憶することが得意です。感覚的で芸術性、創造性に優れています。

これに対し左脳は、身体の右半身を担当し、物事を意識的、段階的に受け入れて、理性的に処理します。どちらかというと、分析力が高く、論理的、科学的な思考が得意です。

両方の脳をフル活躍できればいいのですが、利き手、利き足があるように、脳にもどちらかというとメインで使う脳「利き脳」があるようです。

あなたの脳タイプをチェックしましょう!

☆指を組んでインプット脳をチェック!
 両手の指を組んでみましょう。
 組んだ時に親指が下にきたほうの手はどちらですか?
 右手であれば「右脳タイプ」
 左手であれば「左脳タイプ」

☆腕を組んでアウトプット脳をチェック!
 両腕を組んでみましょう。
 組んだ時に下になる手(胸に近い手)はどちらですか?
 右手であれば「右脳タイプ」
 左手であれば「左脳タイプ」

利き脳が右脳か左脳かによって、得意な片づけ方も異なります。ライフオーガナイズでは、方法のひとつとして、この利き脳に着目して自分に合った片づけ法を取り入れるやり方をおすすめしています。

左脳タイプは文字や数字の情報に強く、情報収集能力や分析力が高い論理型。

右脳タイプは絵や書に対する感性が鋭く、直感やイメージで物事を捉える感覚型。

利き脳にはインプットとアウトプットの両方がかかわっています。インプットは情報を取り込む時に働く脳で、片づけではモノを探す時に使います。アウトプットは入ってきた情報を人に伝え、行動する時に働く脳で、片づけではモノを配置したり、元に戻す時に使います。

インプット、アウトプットそれぞれの利き脳をチェックして、4つのタイプに分類します。ライフオーガナイズでは、片づけを始める前に、クライアントさんご自身、またご家族の脳タイプをチェックしてから、その人に合った片づけ法を提案、実現していただくことになります。

では、ここで少し利き脳による傾向をご紹介しましょう。

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