金運をあげて、お金に困らない人になる方法
2011年07月21日 公開 2024年12月16日 更新
(※本稿は、中谷彰宏著『お金持ちは、払うときに「ありがとう」と言う。』より一部抜粋・編集したものです)
お金に「ありがとう」と言おう
お金に愛されるためにうまくいかない時に「ありがとう」を言おう。得をしても、ゼロでも、損をしても、「ありがとう」。お金で苦労しないために大切なことがあります。これを覚えておくだけで、本業まで変わります。
お金は誰にでも、
1.得
2.プラス・マイナス・ゼロ
3.損
この3つのうちのどれかの現象を起こします。得した時は、誰でも「ありがとう」と言います。「○○が儲かるらしいよ」と聞いて、「じゃあ、それをやってみる」と言って儲かります。
「いい話をありがとう。また教えて」は誰でも言います。誰かのおかげで得した時は、「ありがとう」を言います。言わない人は終わりです。
問題は、残りの2つです。プラス・マイナス・ゼロの時に「儲かると言ったのに、儲からなかったじゃないですか」と言ってしまうのです。この時点で、文句になっています。
この人はお金に苦労します。プラス・マイナス・ゼロの時も「ありがとう」を言うのです。これが言えるようになったら、お金の苦労をすることはなくなります。
もっとお金に愛される人は、損した時にも「ありがとう」が言えるのです。損した時には、かわりに必ず何かが与えられています。それは得よりも大きなものです。お金にはかえられない、もっと大きなものが与えられるのです。
一見、金額的には損です。一回商売で失敗して「これはアカンかった」ということがあっても、「いい勉強になった。ありがとう」を言うのです。
「これだけの損ですんだのは不幸中の幸いだ。これを体験しておかなかったら、大変な目にあうところだった。そのキッカケをつくってくれてありがとう」と言える人は、そこから学べます。
ところが、ほとんどの人は、得した時だけ「ありがとう」と言います。プラマイゼロで「なんだ、あいつの話はアテにならん」と言って音信不通にしていると、次の話を誘ってもらえません。
「こういうこと、やらない?」という話が来ても、「前は儲からなかったから、もういいや」と断ります。断った話が儲かると「なんで、もうちょっと言ってくれなかったの」と非難します。
うまくいかなくても、「ありがたい」と言えることが大切です。ここで勉強する何かを与えられているのです。必ず儲かることはないのです。儲かったり損したりを繰り返しながら、長く徐々に上がっていくのです。
儲かった時は儲かった分だけ、損した時は損した分だけ、何か別のものを得ています。その意識で人間関係を壊さずに勉強を続けていくことが、その人の生き方につながります。お金は、考え方だけではありません。その人の生き方、人とのかかわり方、すべてに連動しているのです。