「これでいいや」でなく「これがいい!」
お金持ちの人は、こだわりが強いイメージがありませんか?
誰がなんと言おうと、これがいい! 流行っていようがなかろうが、これしかない! そんなふうに、周囲の目や流行に流されず、自分の価値基準やセンサーで選択できるのは、自分の中のメンタルダイヤモンドをちゃんと把握しているからで、自己肯定感が高い証拠でもあります。
「これがいい! 」という選択は、自己肯定感が高い自分に見合ったものを厳選している、と言うこともできます。逆に言うと、「これでいいや」という選択をする人は、適当なものが自分に見合うと判断しているため、自己肯定感が高くないことに...。
多くの人が、生活の7~8割は「これでいいや」というもので済ませがちでしょう。日用品をはじめ衣類も、靴下が3足1000円で売られていたりしたら、「とりあえず買っておこう」となると思います。
そうして買ったものは、自己肯定感が低い証拠品のようなもの。どんなにたくさん買い集めても、見るたび嬉しい、使って満足、といった幸せは味わえません。
それらがもし、「これがいい!」というものに変わったら、どうでしょう? 自己肯定感が高い証拠品で囲まれた生活です。見るたび、使うたび、幸せに決まってますよね。
自然と浪費癖が収まる
「これがいい! 」というものは、高いからいい、でも、流行っているからいい、でもありません。自分にとって、本当に最高のものかどうかを見極めたものです。言うまでもなく、見極めるにはそれなりに時間も労力もかかります。
でもその分、それを買ったことで得られる幸せも長続きします。また、時間も労力もかかる分、浪費が治まるというメリットもついてきます。浪費しなければお金は貯まりますよね。
お金持ちが、お金持ちたる所以です。よく、一代で資産を築いた人は倹約家だとか、若いころから節約して貯金に励んでいた、という話がありますが、それは「これでいいや」というものは買わず、「これがいい! 」というものしか買わないから、そう見えるだけなのです。
逆に、「これでいいや」というものばかりで間に合わせている人は、本当に欲しいものを選べない、または、本当に欲しいものがわかっていないのかもしれません。