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自らをヒップアップ・アーティストと称する松尾タカシ氏によると、お尻は4つのタイプに分けられるそう。健康にも悪影響を及ぼす「タレ尻」は、一体何が原因なのでしょうか。美尻になるためのコツとともに解説します。
※本稿は、松尾タカシ著「カラダがみるみる整う お尻年齢リセット術」(日東書院本社)より、内容を一部抜粋・編集したものです。
あなたのお尻タイプをチェックしてみよう
お尻は「サイドトップヒップ」「センターヒップ」「アンダーヒップ」の位置によって4つのタイプに分類できます。
お尻タイプを判断するときは、壁を背にして、気をつけの姿勢で立ちます。このとき「肩」「腰」「お尻」のどの部位が壁にくっつくかをチェックしましょう。
ヒップラインと骨格には密接な関係があります。ヒトのカラダを構成する骨の数や並び方は全人類ほぼ共通ですが、骨格は筋肉の柔軟性や普段の生活習慣によって人それぞれ異なります。
これは大人だけの話ではなく、子どもであっても同様です。普段から運動をしている子と、座って絵を描いたり長時間ゲームをしている子とでは骨格が異なり、お尻タイプも違ってきます。
一般的にお尻に対して何もケアをしていない日本人は「洋梨タイプ」か「扁平タイプ」に分類されることが多いようです。まずは皆さんのお尻のありのままの姿をチェックしてみましょう。
【アヒルタイプ(お尻年齢:20代)】
日本人の約10パーセントしかいない理想的なお尻
壁にお尻だけがくっつくのは、十分にお尻が発達しているからです。カラダの中心線(重心のライン)に対して骨盤が前傾し、背中のS字カーブも美しく出ているので、まさに理想的な姿勢が自然と取れています。この美しいヒップラインを維持するためにも、ベビーステップ7に挑戦してみてください。
【POINT】
・お尻のみが壁にくっついている
・中心線に対して骨盤が前傾している
・背中のカーブが少ない
・センターヒップラインとアンダーヒップラインの距離が長い
・3つの曲線が綺麗に出ている
※3つの曲線とは「お尻の横側の丸み」「お尻の出っ張り」「お尻の下側の丸み」を指す
【洋梨タイプ(お尻年齢:40代)】
反り腰がお尻に悪影響。タレ尻予備軍
肩とお尻が壁にくっつく人は「洋梨タイプ」です。背中が丸まり、反り腰になっているのでお尻が壁にくっついています。また、背中のS字カーブが強すぎるため、放置しておけば腰痛の原因にもなりかねません。ベビーステップ7でバランスの取れた姿勢を身につけましょう。
【POINT】
・肩とお尻が壁にくっついている
・反り腰になっている
・背中の湾曲が強すぎる
・センターヒップラインとアンダーヒップラインの距離が少し近い
・お尻の横側の丸みがやや足りない
【扁平タイプ(お尻年齢:60代)】
骨盤の後傾が強くタレジワ増加中
カラダの後ろ側(肩、背中、お尻、ふくらはぎ)が、ほぼ壁にくっついてしまうという人は「扁平タイプ」に分類されます。骨盤の後傾が強く、背中も丸まっている人に多いタイプです。いわゆる「ハリのないゆるんだお尻」 なので、タレジワもかなり刻まれているかも...。
【POINT】
・肩、お尻、背中が壁にくっついている
・骨盤が後傾している
・背骨のカーブが少ない
・センターヒップラインとアンダーヒップラインの距離が短い
・お尻の下側の丸みが足りない
【雪崩タイプ(お尻年齢:80代)】
お尻が消えてなくなりそう。今すぐケアしたい
肩だけが壁につくのは猫背になっているからです。また「雪崩タイプ」は骨盤が後ろへ大きく傾いていることも特徴です。お尻のふくらみが失われて いるので、太ももの境目に深いシワが刻まれているはず...。すぐにでもお尻年齢のリセットに取り組みましょう。
【POINT】
・肩だけ壁につく
・骨盤の後傾が強く前方に移動している
・背中が丸まっている
・センターヒップラインとアンダーヒップラインの距離がない
・お尻の出っ張りと下側の丸みが足りない