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生き方

「うまく立ち回る人にイライラする」長男・長女が抑圧しがちな思い

山根洋士(「メンタルノイズ」カウンセラー)

2026年10月08日 公開

自己肯定感が低く、自分を責めてしまう...。その背景には、長年の生活の中で培われた思考のクセである「メンタルノイズ」が存在します。感情がもやもや・ザワザワするときこそ、このノイズが影響を及ぼしているサインです。

他人に甘えられない悩みや、要領よく振る舞う人へのモヤモヤとした苛立ちも、根本を辿ればこのメンタルノイズに起因していることが少なくありません。

本稿では、書籍『ありのままでラクに生きる練習』の知見をもとに、対人関係を難しくさせているメンタルノイズについてご紹介します。

※本稿は、山根洋士著『ありのままでラクに生きる練習』(アスコム)より、内容を一部抜粋・編集したものです。

 

うまく人に頼れない、気を遣い過ぎて疲れる

【ノイズの症状あるある】
・人に頼るのが苦手で、いつも自分だけ残業になってしまう
・簡単に人に助けを求める人や、わがままな人を見ると、イライラする
・人の面倒ばかり見ているのに報われず、いつも自分が損をする
・なにをやっても人に気を遣ってばかりで、自分が楽しめない

分別がある人、いつも大人の対応ができる人がいます。でも、無理してそう振る舞っているのがこのタイプ。

常に人からの評価が気になって、誰からも嫌われたくないので、甘えられないし、わがままも言えないし、誰かに助けを求めることもできません。

自分の思いを抑圧していることが多く、自由奔放に生きている人を見ると苦々しく思うこともあります。

 

「ちゃんとしなきゃノイズ」

うまく人に頼れない人にあるのは、「ちゃんとしなきゃノイズ」です。

大人として、ちゃんと自立しないといけない。

至極まっとうな考え方ですが、自分だけが割を食っていると感じたり、うまく立ち回る人が卑怯で小ずるく見えたり、自由に振る舞う人が子どもっぽく思えたりするのは、ちゃんとしなきゃノイズのせいです。

このノイズは育ってきた環境の影響を強く反映しています。

例えば、弟や妹がいると「お兄ちゃんだから、お姉ちゃんだから」と言われて、子どもなのにしっかりすることを求められる場面が多くなります。両親が共働きで忙しくしていたり、病気で入院していたりしたら、なおさらです。

そうすると「子どもでないほうがいい、自分がちゃんとしなきゃ」という思い込みが強くなり、よく言えば気遣いができる、悪く言えば顔色をうかがう性格が強くなります。 結局、過剰に大人に見られようとしたり、無理していい人でいようとして、自分の子どもっぽい部分を押し殺すことになり、どんどん息苦しくなっていきます。

 

メンタルノイズの解決策

このノイズがやっかいなのは、周囲が求める以上にちゃんとしてしまうこと。 実際はそこまでしなくてもいいのに、自分の思い込みで「ここまでちゃんとしないと、人に嫌われる」「人に迷惑をかけてはいけない」と、勝手にハードルを上げています。

なので、解決策はできる範囲で、できる場面から、ちゃんとするのをやめて、どれくらいまで人に迷惑をかけても許してもらえるのかをリサーチしてみること。コンビニのレジで、少し愛想を悪くしてみるくらいからはじめてみましょう。

著者紹介

山根洋士(やまね・ひろし)

心のクセを治す「メンタルノイズ」カウンセラー(心理カウンセラー)

一般社団法人メンタルノイズ心理学協会会長。大阪府出身。早稲田大学中退。情報誌編集者からノンフィクションライターとして独立。金銭的な成功を掴むものの、激務のあまり過労死寸前で緊急入院。入院生活で「なんのために生きるのか」を模索し、心理療法を学び始める。同時にFXトレーダーとして大きなお金を動かすストレスをセルフコントロールするために、独自のメンタルメソッドを開発。心理学だけでなく、数多くの経営者やスポーツ選手などへの取材経験、AIやロボット工学、脳科学などを取り入れたメンタルノイズメソッドは、従来のカウンセリングやコーチングでは解決できない心理的問題にアプローチする。カウンセラー&コーチ養成スクールのほか、お金の心理学、自己肯定感、願望実現などの心理学関係講座を主宰し、延べ受講生は2000名を超える。 著書『「自己肯定感低めの人」のための本』(アスコム)がメンタル本大賞2021優秀賞を受賞。そのほか、『聴く技術』(アスコム)など著書多数。

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