日常の「ムカッ」とするマイナス感情、一人で溜め込んでいませんか?無理に飲み込まず、のび太のように一人で大げさに口に出してすぐ手放す「のび太メソッド」をご紹介。感情を上手にデトックスして、イライラを引きずらない心の軽さを手に入れましょう。
※本稿は、横山泰行著『ポケット版「のび太」が教えてくれたこと』(アスコム)より、内容を一部抜粋・編集したものです。
のび太に学ぶ!とりあえず言うだけ言ってみよう
同僚から失礼なことを言われた。
子どもが反抗的な態度を取った。
道路ですれ違った相手に足を踏まれた。
隣に住んでいる人が挨拶を返してくれなかった。
私たちの日常には、思わず「ムカッ」とすることが転がっています。
そんなとき、自分の中にわき起こったマイナス感情を、あなたはどう処理していますか?
「周りを不愉快にしたくないから、イヤな気分は表に出さない」
と、自分で飲み込んでしまう人が結構いるのですが、それでは気分も滅入るばかり。ここは、のび太流のストレス発散法を試してみてはいかがでしょう。
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ある日、のび太は腕を組み、あぐらをかいて、壁に貼ってあるカレンダーを嫌そうに眺めながらつぶやきました。
「ついに今年もきたか......、ああ」
そして、ドラえもんに訴えます。
「ぼくのいちばんきらいな六月!一年をつうじてもっともふゆかいな六月!」
ドラえもんがその理由を聞くと、のび太は口を尖らせて言い張りました。
「なぜだって?わかりきったこときくんだな。六月には、国民の祝日が一日もないんだぞ。春休みとも夏休みとも関係ない......、日曜のほか一日も休めないこんなつまらない月があるか!」
しっかりと両拳を握りしめ、怒った表情で文句を言っています。
しかし、言っても無駄だとわかると、それまでの熱意も失い、両手を枕にし、い
つもの昼寝モードに入ったのです。
「あああ......、ゆううつ」
『てんとう虫コミックスドラえもん第14巻』小学館
第12話目「ぐうたらの日」
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実践!イライラを即リセットする「のび太メソッド」
このようにのび太には、ほかの人があまり気づかないちょっとしたことを発見しては、大げさにする癖があります。
そして、主張するだけすると、いきなり関心を失ってしまうのです。
まじめに聞いていたほうとしては「何なんだよ、いったい!」と言いたくなるかもしれません。
でも、言うだけ言ってみたからこそ、イライラが消えたということです。主張せずに心の中にしまいこんでおいたら、違う形で爆発してしまうかもしれません。
だからあなたも、人を傷つけるようなことでなければ、思いついたことをとりあえず口にしてみてはいかがでしょうか?口にしないでいつまでも心の中でモヤモヤを持ち続けるのではなく、早く吐き出してスッキリしてしまうのです。
このとき、忘れてはならないのは「言うだけ言ったらイライラがなくなる」というのび太メソッド。くれぐれも「言ったらよけいに怒りに火がついた」とならないように注意してください。
そのためにも、言葉を慎重に選んでいきましょう。
「あの店員、なんて失礼なの。アッタマ来た。だけど口にしたら気が済んだ。だから、もうおしまい」
「悔しいな、部長は全然わかっていない。オレのほうが正しい!でも、言ったら気が済んだ。これ以上は引きずらない」
これだけで、スッキリ!たとえ一人きりでも、誰も聞いていなくても、口にするだけでイライラから解放されることも。ストレス発散って、けっこう簡単だったりするかもしれませんよ。