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貯金上手の習慣~あなたは月に銀行から何回お金を引き出しますか?

横山光昭(家計再生コンサルタント)

2016年06月22日 公開 2024年12月16日 更新

※本稿は『年収300万円でもお金持ちな人 年収1000万円でも貧乏な人』より一部抜粋・編集したものです
 

お金が貯まる人、貯まらない人のここが別れ道!

・貯金が上手な人は、週1回、お金を引き出す
・貯金が下手な人は、まとめて、もしくはちょこちょこお金を引き出す

あなたは月に銀行から何回お金を引き出しますか?

1回にまとめて大きな額を引き出してお財布に入れておくと、つい気が大きくなって使いすぎてしまいがちです。

かといって、少額をちょこちょこと引き出していると、いつの間にかお金がなくなっていて、結局、手数料を取られながら時間外にお金を引き出す羽目になったりする、ということもあるでしょう。

そういう意味では、1週間に一度お金を引き出す、というパターンを実行している人が一番お金を貯められているように思います。月曜日など、週の前半にその週に必要な分を出金しておく習慣を持てるようになると、お金のコントロールも上手くなるようです。

逆に、月に1回、まとまった金額を引き出すという人や、「必要な時に引き出します」と言って、1日、2日単位でちょこちょことお金を下ろす人は、どちらもお金が貯まっていません。

よく、雑誌の「貯金特集」などでは、「ATMの時間外手数料がもったいないので、月に1回、1カ月間に使う分のお金を引き出して、袋に分けましょう」と紹介しています。もちろん、この1カ月に自分で使うものがある程度見えている人なら、この方法は有効でしょう。

でも、そこまで想定できている人はどれくらいいるでしょう? 通常は、なかなか先のことまで見えていないのではないでしょうか。その結果、1カ月分のまとまったお金が手元にあると、ついつい使いすぎてしまうように思います。

それに、週ごとにお金の出方には波があると思います。

たとえば、飲み会や送別会が続く週は出費も増えるでしょうし、特に何もない週は支出を抑えられるはずです。ところが、1カ月分まとめてお金を引き出してしまうと、なかなか出費をコントロールできなくなってしまいます。

引き出した直後はなんとなく気が大きくなって財布のひもが緩くなり、日が経つにつれて、だんだんと先細り的に支出が減っていく結果に陥りやすいのです。

けれど、週1回引き出すようにすれば、「今週は新聞代の支払いがあるから、少し多めに引き出しておこうかな」と金額を調整しやすくなります。

タームは短すぎず、長すぎず、月曜から日曜までといった一定の周期でつくるのが、把握しやすくてよいでしょう。リズムをつくりやすいから、ムリなくお金を調整することができるのです。

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