DJ OSSHY ディスコをブームではなく文化に!
2016年11月08日 公開 2016年11月14日 更新
東京オリンピック・パラリンピックに向けて
私はここ十数年ほど、ディスコの力で皆さんを元気と笑顔にしたくて頑張ってきましたし、ディスコが国民文化として定着することを願いながらDJ活動を続けてきたわけです。
そうしたなかで、2020年の東京オリンピック・パラリンピック開催が決まりました。それを聞いた瞬間、「次の目標が決まった!」と思いましたね。
世界各国のアスリートたち、その家族やコーチなどを含めた応援団の人たちが、東京に集結する。アスリートたちはしのぎを削って試合をし、応援団の人たちも必死に応援をして、ストレスも溜まりますよね。
そんな彼らがストレスを発散でき、試合を終えたあとの打ち上げ感覚で癒しを得られ、活力を取り戻す場としてディスコを提供し、サポートできたらいいなと私は思っているんです。
ディスコで扱っているのは、たとえばアース・ウインド&ファイアーにせよマイケル・ジャクソンにせよ、世界的な楽曲ばかりで、アメリカだけでなく、ほとんどの国でリリースされています。だから、皆が踊れる。
国境、国籍、人種を超えたところで踊れる楽曲─それはディスコ・ミュージックをおいてほかにありません。
そうなんです。
ディスコには、「世代」「地位」「場所」「ジャンル」にとどまらす、「国境」「国籍」「人種」をも超える力があるんですよ。世界共通のエンタメ・カルチャー=ポップ・カルチャーといっても過言ではありません。
そうした場を東京オリンピック・パラリンピックの選手村に設けることにこそ、意義があるんです。実現すれば世界のアスリートや関係者たちが、こんなことを言ってくれるかもしれません。
「日本では、アスリートや家族が安心して楽しめるディスコがあるのか。ほかの国では聞いたことがない。でも、面白くてクールだ」
それが世界に広まれば、ディスコがアニメやゲームのキャラクターと並んで、「クール・ジャパン」のコンテンツ、いや、カルチャー(文化)として認識される可能性が高まります。
そのためにも、ディスコ自体が「安心・安全・健全」でクリーンなものであるということを、もっと国に対してPRする必要がありますね。「世界各国の人たちを“おもてなし”する際にディスコという場を設けることは、けっして恥ずかしい話ではありませんよ」と。
何しろ、政治家、官僚、有識者といった方々にとって「ディスコ」なるものは、まだまだ「不良」のイメージが残っているでしょうから。