子供にかかる「教育費」わかっていますか?
2018年09月19日 公開 2023年09月07日 更新
教育費をいくらかけるか早めに話し合いを
また、ぜひ家計も一度、見直しを。手っ取り早く削るとしたら、固定費である保険料と住居費です。夫婦で財布を別に管理していると使途不明金が出やすいので、何に使っているかをはっきりさせる勇気が必要です。
教育費には個々の考え方や価値観が色濃く反映されます。例えばご主人は幼稚園から高校まで公立、奥様は私立の中高一貫校を卒業しているとします。誰もが自分が歩んできた道をわが子にもと思いがちですから、意見が食い違う可能性も。しかし先に触れたように、ご自身の学生時代とは明らかに状況が変わっています。まずは状況を正しく把握して、早い段階での教育方針のすり合わせがお勧めです。
教育費は「いくらかかるか」ではなく、「いくらかけるか」という費用。ライフプランをしっかり立てて、見通しをつけておけば、無自覚のまま老後資金を切り崩すリスクも回避しやすくなると考えます。
≪『THE21』2018年9月号より≫
≪取材・構成:吉川ゆこ≫