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生き方

「同じアジア系なのに」中国人が海外で存在感を示す理由

安積陽子(あさかようこ)

2019年02月15日 公開 2020年11月13日 更新

必要なときにプレゼンスを高める方法

数々の研究が明らかにしていることですが、私たちの身体的な姿勢や振る舞いには、自分の「心(マインド)の状態」が強く反映されます。

あなたの周りにいる「仕事がデキる人」「ビジネスで成功している人」をよく見てください。自信にあふれているように見えませんか? 「これだけ自分はやってきた」「できることは十分にやった」という彼らのマインドが、そう思わせるのです。

もちろん、あなた自身も周囲の人たちから同じように見られています。あなたの見た目や振る舞いを通じて、身体の強さと能力の高さ、精神力の強さなどが感じ取られています。

もしあなたがリーダーという立場で、堂々とした振る舞いを見せていれば、周囲は本能的に「この人に付いていこう」と思うでしょう。しかし一度、自信のない振る舞いや態度を見せてしまうと、あなたの言葉の説得力は大きく損なわれてしまうのです。

ボディランゲージを使って自分の力強さや魅力を高める方法を知ると、
必要なときにプレゼンスを高めることができます。

オーラを持っているか否かは、生まれつきの美醜など関係ありません。存在感があり、ときにはオーラをも感じさせる人は、誰しもが、スイッチを切り替えながら、必要なときにもっとも望ましい自己像を演出しているのです。

試しに、以下の項目に沿って理想的なボデイランゲージができているかチェックしてみましょう。

・会話の半分以上の時間は相手と目を合わせている
・コミュニケーションの目的に合わせて、アイコンタクトの取り方を変えている
・目の周り・口の周りの表情筋を自由自在に動かして豊かな表情を作ることができる
・与えたい印象に合わせて、身ぶりの大きさや身体の向きを意図的に変えている
・相手に与えたい印象に合わせて、頷き方を意図的に変えている
・相手に与えたい印象に合わせて、相手との距離感を変えている
・説得力が強まるように言葉のメッセージと身体の動きを一致させている
・立っているときも座っているときも、体幹がまっすぐに安定している
・靴二足分ほどの歩幅を取り、膝裏をしっかり伸ばしながら歩いている

目標とする人物がいれば、この項目を参考に、その人の姿勢や佇まい、表情、身振り手振りを分析してみましょう。

その人を丸ごとコピーする必要はありません。あなたならではのオリジナリティは何かを考えながら、独自のプレゼンスを築き上げていきましょう。

「見た目」は磨き上げていくもの。これを忘れないでください。

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