都内で急増する「UBER EATS」の自転車 背景に"副業自由化"が?
2019年02月25日 公開 2019年02月27日 更新
<<東京都内や各都市で、「UBER EATS」の四角いバッグを背負う自転車を目にすることが急激に増えていないだろうか? これはレストランと客とを結ぶデリバリーサービスであるウーバーイーツのウーバーイーツに従事する人たちである。
『サラリーマン副業2.0』の著者である小林昌裕氏は、多くの企業で副業が自由化されつつあるなか、会社員が副業として参加しているケースも多いと語る。なぜウーバーイーツに人が集まっているのか? その理由を聞いた。>>
※本稿は小林昌裕著『サラリーマン副業2.0 人生が好転する「新しい稼ぎ方」』(PHPビジネス新書)より一部抜粋・編集したものです
今後も成長が期待される副業として注目されるウーバーイーツ
副業をしたいが「自分にはたいした特技がない」「そもそも、人とのコミュニケーションが発生する仕事は向いていない」という人もいるでしょう。
そんな副業初心者の方にまずオススメしたいのは、「ウーバーイーツ副業」です。
東京や大阪といった都市部にお住まいの方は、街中で「UBER EATS」と書かれた四角いリュックのようなものを背負って自転車に乗っている人を見たことがありますよね。じつは彼らはウーバーイーツに所属しているわけではなく、個人事業主として契約を結んでいるのです。
ウーバーイーツを副業としてオススメするいちばんの理由は、リスクが極めて小さく、好きなタイミングに好きな時間だけ働けるからです。
しかも、特別な技術はいらないので、副業の「第一歩」としては格好の条件が揃っています。この手軽さから、UBER EATSに従事する人が急増しているのです。
テレビの制作会社から一転、ウーバーイーツのプロに!?
ウーバーイーツというのは、レストランなどの飲食店で作られた料理を、利用者のいる場所(自宅や会社など)まで届けるフードデリバリーサービスです。
これまでは出前を取ろうと思ったら、ピザ屋や寿司屋など限られたお店でしか宅配はしてもらえませんでした。また、お店側も配達スタッフを用意するなどの手間がありました。
ウーバーイーツは宅配に特化したサービスなので、お店側とお客さん側の「橋渡し」をしているわけです。
尾崎浩二さんという男性は、もともとはテレビの制作会社でお笑い番組を作っていました。会社が倒産したのを機に働き方を見つめ直し、ファイナンシャルプランナーの資格を取ったり、宅建(宅地建物取引士)の勉強をしていました。
ところが、2016年にネット広告でウーバーイーツの配達員募集の広告を見たことが転機となり、今ではウーバーイーツを本業にして活躍されています。ウーバーイーツでの稼ぎ方については、私も尾崎さんからかなり多くのことを教えていただきました。
ウーバーイーツ副業は、個人が好きなペースで働けるというのが、いちばんの魅力かもしれません。